アクティブウィンドウに貼り付いて、タイトルバーに日時を表示したり、通常はコピーできない文字列を取得したりなど、さまざまな機能を提供してくれるユーティリティ。「窓ストーカー」本体のインタフェースは、機能別のボタンが並んだ小型のツールバーだ。操作は、各ボタンをクリックするか、コンテキスト(右クリック)メニューから行う。アクティブウィンドウの枠に沿って内側や外側に貼り付けておくのが基本的な使い方で、アクティブウィンドウが替わると、貼り付き対象を自動的に替えていく。ウィンドウに貼り付けずに特定の位置に置いたまま利用することも可能で、ドラッグして任意の場所に置いておける。アクティブウィンドウの検出と自動修正のタイミングは、1〜1,000ミリ秒(1秒)の範囲で設定できる。
アクティブであるか否かにかかわらず、貼り付き対象を特定のウィンドウに固定することも可能。固定した場合は、対象ウィンドウを常に最前面に表示させたり、半透明表示させたりすることができる。透明度は0〜100%(256段階)で細かく設定できる。
「窓ストーカー」によって提供される機能は、「ウィンドウ内の文字取得」「窓枠時計」「画面キャプチャ」など。「ウィンドウ内の文字取得」では、通常はコピーできないウィンドウ内の文字(ステータスバーの表示など)を一覧表示し、クリップボードにコピーできる。「窓枠時計」は、アクティブウィンドウのタイトルバーに年月日や時刻を表示する機能。表示位置はタイトル名の前後を選択できる。表示書式を編集して、時刻だけを表示するといったカスタマイズも可能だ。「画面キャプチャ」は、ウィンドウ全体か、ウィンドウ内部かを選択してキャプチャできる機能。キャプチャした画像はクリップボードにコピーできるほか、BMP/JPEG/PNG形式のファイルとして保存できる。保存ファイル名は任意に指定する方法と、日時を利用する方法がある。JPEG/PNG形式で保存するときは、圧縮率を指定できる。
スキンに対応しており、外観を変更することが可能。同梱されているデフォルトスキンのほかにも、作者のホームページでは数種類が用意されており、ダウンロードして利用できる。画像ファイルを用意して、自分でスキンを作成することもできる。