ゲームモードは「TYPE BOMB」「TYPE SMILE」「TYPE MISSION」の3種類。「TYPE BOMB」は、画面右端から左に移動する文字を画面から消える前に入力するというゲーム。3種類の難易度が用意されており、ユーザのレベルに合わせて練習できる。キーボード1列分の文字だけを表示して、ホームポジションの練習をする、難易度の最も低い「PRACTICE」、26文字のアルファベットがランダムに表示される「BASIC」、アルファベットに加え数字の入力まで練習できる「PROGRESS」と、少しずつ難易度を上げられる。

文章入力の練習は「TYPE SMILE」で行える。ユーザが問題文を入力する速度に応じて、ゲームのキャラクタが反応するというもの。キャラクタには、標準的な「アオイ」と、より難易度の高い「ナガレ」が用意されている。

「TYPE MISSION」は中上級者向けのモード。「TYPE BOMB」で練習したアルファベット入力と、「TYPE SMILE」で鍛えた文章入力を使ってクリアする、ミッション型のタイピングゲームだ。現れては消えるアルファベットを表示された順番に入力する「MISSION ROCK」と、正確に文章をタイプするとスピードアップするキャラクタでレースを行う「MISSION RACE」が用意されている。ゲームをクリアすると、最終ステージでのバトルが楽しめるようになる。

ライバルとレースを行う「MISSION RACE」や、タイピングが遅いとキャラクタが嫌な顔をして、逆に上手にタイピングすると喜ぶ「TYPE SMILE」など、「練習」を感じさせない作りになっているのが魅力的だ。各練習モードで雰囲気がまったく違うため、現在の練習に飽きたら別のモードをプレイすることができるのも嬉しい。「TYPE MISSION」で、最初のミッションを終了しないと最後のステージが現れないというのも、「最初のゲームをクリアするぞ」と、やる気にさせてくれた。

文字のの入力方式（表記法）が切り替えられるのも便利。個人的にヘボン式/訓令式の二つの入力方式をバラバラに使っているので、「Sha（しゃ）」や「Syu（しゅ）」など、各文字ごとに入力方式を変えられるのはうれしい配慮だった。

開発中に苦労した点
自分のスキルを基準に開発するため、クリア条件のあるゲームでは、難易度の設定が難しかったです。EASY/NORMAL/HARDのような選択制のゲームにはしたくなかったので、非常に困りました。実際、友人にプレイしてもらったりして微調整をしましたが、やはり個人差があり、人によって難しすぎたり簡単すぎたりと大変でした。

ユーザにお勧めする使い方
とりあえずひと通りプレイしたあと、クリアできないゲームがあったら、練習モードで単語打ち、文字打ちなど、練習し分けてみてください。何度も遊んでいるうちにタイピング能力もついてきて、徐々にクリアの可能性ができてくると思います。すべてゲームクリアすればかなりのタイピング能力になっていると思いますので、その感動を感じていただければ幸いです。

今後のバージョンアップ予定
フォントの問題やキーボード入力判定など、問題がいくつも報告されていますので、それを駆除し、改善するのが課題となっています。ホームページなどで改善状況を報告しつつ、バージョンアップいたします。