計測位置が定まったら、その時点の定規の大きさで長さがわかるが、定規に描かれている格子や線の太さを参考にして長さを測ることもできる。定規の長さ（サイズ）、透過度、格子の一辺の長さ、格子線の幅は、一定範囲の中でユーザが自由に設定できる。定規の色、縦線・横線の色も変えられる。

計測するには、定規の「×」以外の領域をマウスのドラッグで移動させ、定規の一辺を計測したい部分に密着させる。密着させたら、計測部分と一致する大きさになるまで、定規の長さを調整する。定規の長さの変更は、「動作設定」ダイアログのスライダーのドラッグ、200/400/600/800ピクセルボタンのクリック、数値入力のいずれでも行うことが可能で、変更するとリアルタイムで定規の長さが変わる。設定可能な長さの範囲は100〜1,000ピクセル。ダブルクリックで定規を90度ずつ回転させることも可能だ。

Windows XP/2000の場合は、半透明機能を利用することが可能で、三角定規を半透明表示させられる。半透明の度合いは0（透明）〜255（一番濃い状態）で設定できる。

定規の長さ（サイズ）、透過度、格子の一辺の長さ、格子の線の幅を修正すると、リアルタイムで変化するので使い勝手がよい。「WinRuler」を複数起動し、三角定規を組み合わせて利用するなど、工夫次第でいろいろな場面に使えるソフトだ。

ユーザにお勧めする使い方
「WinRuler」という名の通り、このソフトは「Windows上で動作する定規」です。ですから、Webデザイナーやグラフィッカーの方が、HTMLコンテンツ作成時、グラフィック作成時に使用していただくのが、私にとって一番うれしい使い方です。

また、このソフトには二つの大きな特徴があります。まず「ウィンドウが半透明」であることと、「ウィンドウの形が従来のウィンドウと異なる」点です。いつも四角いウィンドウばかり見て見飽きている方にも、ぜひぜひお勧めいたします。

今後のバージョンアップ予定私自身アイデアが尽きてしまった感があります。ですが、作成意欲はまだまだありますので、「こんな機能がほしい」等々ありましたら、どんどん意見を聞かせていただきたく思います。

最後に
「WinRuler」はVisual Basicで作成されたソフトです。Visual Basicで作成されたソフトは、VBランタイムがインストールされていないと、動かないことがあります。「起動出来ない」「オプション画面を表示するとエラーとなる」といった症状が発生した場合は、私のサイトからVBランタイムをダウンロードし、インストールすることをお勧めいたします。

VBランタイムダウンロードURL：http://www32.tok2.com/home/cue/software/vb6sp5runtime.EXE

最後に、ここまで読んでいただきありがとうございました。フリーソフトの開発は、ソフトを使っていただいた方々のさまざまな意見が、開発意欲の原動力となります。要望、苦情等、どんなことでもかまいません、ご意見お待ちしております。