デスクトップ端に表示される細長いバーのクリックで、現在表示中のウィンドウを一時的にワイプし、下に隠されたアイコンにアクセスできるようにしてくれるユーティリティ。ワイプ対象外とするウィンドウを指定できるのをはじめ、ユーザの好みで細かな設定を行える。Windows標準のクイック起動「デスクトップの表示」の機能を大幅に拡張したソフトで、デスクトップへのアクセス効率を飛躍的に高めてくれる。起動すると、デスクトップ四隅のいずれかに細長いバーが表示される。例えば、バーの位置がデスクトップ左側に設定されている初期状態では、通常、マイコンピュータやごみ箱などのアイコンがある位置にウィンドウが重なって開かれていても、バーをクリックするだけで隠れたアイコンへの操作が可能になる。クリックで細長いバーが右に移動して、その範囲内の“邪魔な”ウィンドウがワイプされるといった感じだ。デスクトップアイコンへの操作が終わると、バーは自動的に元の位置に戻る。ワイプはバークリックのほか、常駐したタスクトレイアイコンのクリックでも行える。
カスタマイズ自由度が高く、細かな設定を行えることが大きな特徴。バーの位置をデスクトップの上下左右で指定できるのはもちろん、バーの幅や移動(ワイプ)距離も指定できる。移動距離は4〜2,560ピクセルで指定することが可能。
クラス名などで判別できる特定のウィンドウを「消去しない」「消去する」といった設定や、消去レベルの設定なども行える。消去レベルは、最も高い「デスクトップアイコンの消去」から、最も低い「消去設定されたウィンドウ(のみ)の消去」まで4段階から選択できる。特定ウィンドウの設定は、対象へのアイコンのドロップだけで簡単に行える。
そのほかにも、バーのグラデーション表示や画面の復帰条件など、詳細な設定が可能だ。ショートカットキーを設定して、キーボードから捜査することもできる。