「新聞写真製造機」は、その名の通り“新聞写真”風の画像を生成できるソフト。線数の粗いモノクロ画像に変換することで、デジカメ写真などをモノクロ印刷する際につぶれた感じにならないようにしてくれる。
基本的な使い方は簡単で、画像ファイルを「新聞写真製造機」メイン画面へのドラッグ&ドロップなどで読み込ませ、解像度などの描画設定パラメータを設定して、変換を実行するだけでよい。これで、粗い網点で構成された新聞写真風の画像を生成できる。読み込み可能な画像ファイルはBMP/JPEG。保存形式は2色のBMP形式となる。
設定できるパラメータは、「解像度(dpi)」のほか、網点の細かさを決める「1インチあたりの点の数」、濃度が最大(最小)に達したときの基本半径に対する点の大きさの割合を決める「点の最大値・最小値」など。いずれもスライドバーかキーボードからの直接入力で設定できる。初期設定では描画色が黒、背景色が白だが、ユーザが変更することが可能だ。
読み込み中の画像は、「原画」ボタンを押せば、すぐに元の状態を確認でき、別のパラメータで変換を実行できる。
そのほか、網点を四角形で構成したり、二極分化させてシルエット風の画像を作ったりすることも可能。ファイルを読み込むと同時に、あらかじめ設定したパラメータで変換し、自動的に保存してくれるロボットモードもある。プレビュー画面での表示サイズは100/50/25%から選択できる。