「DS Downloader」は、URLをリスト登録することで、インターネット上に存在する複数のファイルを一括でダウンロードできるソフト。詳細なフィルタ設定やHTML解析機能により、必要なファイルのみをダウンロードできる。指定URLからリンクされたページやファイルを検索し、ダウンロードすることも可能だ。ダウンロードするURLをリストに登録する方法は、
- ブラウザなどからURLをコピーした上で「貼り付け」ボタンをクリックする
- 「追加」ボタンを押して直接URLを入力する
- 指定したURLのページにあるリンク先を自動的にリストに追加する(HTML解析)
との3種類が用意されている。クリップボード監視機能もあり、クリップボードにURLがコピーされると、自動的にリストに追加するように設定することもできる。ダウンロードするURLやパスのダウンロード条件、リンク追跡条件といったフィルタ設定を行えることが特徴のひとつ。URLとパスのそれぞれに「OR(どれかひとつと一致)」「AND(すべてと一致)」「Exclusive(どれかひとつと一致しない)」の3種類のフィルタが用意されており、特定ページにある指定形式のファイルのみをダウンロードするといった使い方が可能だ。
もう一つの特徴が、リストに追加したURLのページを解析する機能。URLを指定してダウンロードを実行すると、リンクされている画像データなどを自動的にリストに追加し、あわせてダウンロードしてくれる。リンクされているHTMLファイルを含めたすべてのファイルをダウンロードできるほか、HTML以外のファイルのみのダウンロードや、リンク先をリストに追加するだけでダウンロードはしないといったことも可能。リンク先ページの解析も行える。階層の深さを設定し、指定したURLからリンクされているページのファイルを一括ダウンロードできる。ページを保存する際に、すでに同名のファイルが存在する場合は、上書きやファイル名の変更など、対応を選択できるようになっている。
ダウンロードしたファイル中で、指定解像度以下の画像ファイルを削除する機能も用意されている(JPEG形式のみ対応)。これによりサムネイル画像などをダウンロードせずに済む。さらに、ダウンロードした圧縮ファイルの正当性検査も可能(別途、対応DLLが必要)。対応する形式は、LZH/ZIP/CAB/RAR/ARJ/GZA/BZA/7Zとなっている。
そのほか、一度にダウンロードするスレッド数や、ひとつのホストから同時にダウンロードする接続数、ダウンロードに失敗したときにリトライをリピートする回数、リトライ時の待ち時間、リストの最大登録数など、ダウンロード時の設定を細かく指定することができる。
そのほか、同時に実行するスレッド数や、ダウンロード失敗時のリトライ数、リトライ時の待ち時間、リストの最大登録数など、ダウンロード時の設定を細かく行うことができる。