「徒然Ceremony」は、結婚式などをはじめとする冠婚葬祭の催事の際にやり取りした品物や金銭を記録しておくためのソフト。品物の金額や相手先、画像などを登録、管理できるだけでなく、さまざまな角度から登録情報を検索することもできる。CSV形式やExcel形式ファイルでのエクスポートにも対応している。データの登録は、「差し上げた物」「いただき物」で分けて行う。「差し上げた物」は、贈った物ごとに入力し、一度入力したデータは画面下部にある「検索窓」から呼び出せば、あとからの修正・削除も容易に行える。用意されている入力項目は「日付」「相手先」「理由」「金額」「品物」「お返し」「備考」の7項目。一方の「いただき物」では、まずお中元や誕生日といった催事を登録し、その催事ごとのいただき物を差し上げた物と同様の要領で登録してゆく。
差し上げた物、いただき物それぞれにJPEG/BMP形式の画像ファイルを添付することが可能。また、催事や相手を一度登録すると、次回以降に記録する際はプルダウンメニューから選択可能となる。
最大の特徴といえるのが、多彩な検索機能。差し上げた物、いただき物、またはその両方を検索対象に指定できるほか、催事や相手、品物の種類などを検索条件に設定できる。差し上げた物やいただき物、相手先から登録した写真の検索にも対応している。
さらに、相手先ごとに金額などを集計する機能も装備。差し上げた物、いただき物の合計回数および金額を相手ごとに集計してくれる。差し上げた物の金額といただき物の金額を比較し、差し引き金額がわかるようになっているのも特徴のひとつだ。
検索結果は、CSV形式のテキストファイルのほか、Excelのワークシートファイルでエクスポートすることができる。
入力したデータをほかのフォルダやメディアにバックアップ保存することも可能。バックアップ履歴の保存にも対応し、バックアップを世代管理することができる。もちろん、バックアップからのリストア機能も備えており、保存されている履歴から選択・実行するだけでリストアできる。
ソフトの起動時にパスワードを入力するように設定することができるなど、セキュリティ機能も装備。さらに、入力したデータは暗号化されており、データファイルから内容を参照することができないようになっている。
そのほか、入力済みの相手先名を別の名前に一括して変換する機能も搭載。また、インタフェースのカスタマイズにも対応する。