複数のテキストファイルに対して、文字列置換、空白削除などを個別または一括して行えるテキスト整形ソフト。「ChrTrim」は、複数のテキストファイルに対して、さまざまなテキスト処理を一括して施せるテキストファイル整形ソフト。「文字列置換」「改行コード置換」「行頭・行末文字列制御」「空白行・空白文字削除」の4通りの置換系処理と、「キーワード指定範囲抽出」「複数文字列含み抽出」の2通りの抽出系処理をサポートし、これらの個別または複数処理が可能だ。
テキスト変換は、
- 対象ファイルのドラッグ&ドロップ
- 処理モードの選択
- 処理内容の設定
の3ステップをメイン画面だけで行える。対象ファイルの指定は、フォルダ単位で行うことも可能。「文字列置換」では、置換前/置換後文字列に自由文を指定できるほか、置換前文字列にTABコード、置換後文字列にTABコード/CRコード/LFコードを指定することもできる(CR/LFは同時に指定できる)。
「改行コード置換」は、UNIX形式の改行コード(LF)を通常の改行コード(CR+LF)に変換する。「行頭・行末文字列制御」は、各行の先頭か末尾の位置を基準にして、指定の文字数分の文字列削除、空白挿入、文字列置換、行番号の付加を行う。
「空白行削除」は、空白行や空白文字(スペース)の削除を行う処理で、削除対象となる空白行、スペースだけの行、空白文字(左側、右側、すべてのスペース)のうち、削除したい項目にチェックを付けて実行すればよい。
抽出系処理の「キーワード指定範囲抽出」は、開始・終了キーワード(文字列)を指定し、キーワードに囲まれた範囲の文字列を抽出ファイルとして出力する。「複数文字列含み抽出」は、指定したキーワードを含む行を検索し、抽出ファイルとして出力する処理。キーワードは三つまで指定することが可能で、AND条件かOR条件を設定できる。
「ChrTrim」の最も便利な機能は、6通りの文字列処理を自由に組み合わせて連続実行する「連続実行(連続技/COMBO!!)」という機能。各処理の設定を終えてから、オプションメニューの「連続技/COMBO!!編集」を選択すると、COMBO!!用ファイルで利用できるスクリプトが表示される。必要な処理を組み合わせたテキストファイルを使えば、一括して文字処理を施すことが可能だ。
そのほか、よく使う処理や設定を最大3種類まで記憶する「パターン」機能などを備えている。