ファイルサイズが大きく、外部記憶メディアに収まりきらないファイルを簡単な操作で分割・結合できるソフト。「ファイル破断+」は、フロッピーディスクや、CD-Rなどに入りきらない巨大なサイズのファイルを分割し、利用先でファイルを結合して復元できるファイル分割・結合ソフト。2GB以上のファイルにも対応する。記憶先メディアの容量をフルに使って分割できるほか、指定したサイズで分割したり、分割する数を指定することで、1ファイルのサイズを自動計算してくれるなど、多彩な分割方法を選べる。分割時に復元用のバッチファイルを作成できるため、簡単にファイルを結合できる。
分割機能は「単純分割」など3種類、結合機能では「特殊復元」などの2種類が用意されている。操作画面は一画面にまとまっており、分割・結合機能ごとにタブで区切られている。それぞれの内容は、
- 単純分割:コピー先メディアの容量に応じて分割する
- 等分割:分割ファイル数に応じて等分に分割する
- 2分割:指定した区切り位置を境に、ファイルを2分割する
- 特殊復元:REZ形式の分割ファイルを結合する
- +結合:バイナリ結合を行える
となっている。「単純分割」は、分割サイズを「リストから選択」「ドライブサイズ取得」「バイト単位で指定」の3通りから選べる。「リストから選択」では、リストにあるフロッピーディスク、MO、CD-Rの保存先メディアを選択して分割サイズを決定し、「ドライブサイズ取得」では、ドライブの空き容量とファイルサイズの関係から分割サイズを決定する。「バイト単位で指定」では、ユーザが分割するサイズを指定する。
「等分割」では、分割後のファイル数を指定して、等しいファイルサイズで分割できる。「2分割」では、指定した容量で2分割(分割ポイントは前方/後方から選択可能)可能だ。
分割操作は、(1)「分割するファイル」「バッチファイルの保存先」という分割操作の共通項目を指定し、(2)目的別の個別項目をそれぞれ選び、(3)「処理実行」ボタンを押すだけ。バイト単位で分割する場合、単位はB/KB/MB/GBから選択することが可能だ。
分割されたファイルを結合して復元するには、分割時に作成されたバッチファイルをダブルクリックして実行すればよい。
結合では、REZ形式の分割ファイルを復元する「特殊復元」、ファイルをバイナリ結合する「+結合」という機能を備える。
そのほか、分割後に元ファイルを削除したり、デフォルトのバッチファイルの保存先を指定したり、分割したファイルの拡張子を設定したりといった動作設定が可能だ。