関ヶ原の合戦、川中島の戦い、桶狭間の戦いなど、歴史に残る合戦の布陣を再現した戦国合戦シミュレーションゲーム。対コンピュータ戦のほか、他のプレイヤーと通信対戦を行うこともできる。「戦国の兵法者」はその名の通り、戦国時代の合戦場を舞台に武将たちを指揮し、勝敗を争うシミュレーションゲーム。織田信長、武田信玄、徳川家康といった著名な武将、そしてその配下の武将たちを指揮して、さまざまな陣形をとらせ、考え得る戦術をリアルな合戦の場で試してみることができる。合戦の結果に応じて、プレイヤーには段級位や冠位が与えられる。
ゲームの舞台となるのは関ヶ原、桶狭間、川中島など、実際に合戦が行われた場所5ヵ所のほか、模擬戦、不定地形を加えた計7ヵ所。実際に合戦が行われた5ヵ所では、当時の合戦の地形や布陣が忠実に再現されている。ゲームは、味方の武将が率いる部隊に命令を与える「采配フェイズ」と、采配の結果をシミュレートしてくれる「戦闘フェイズ」の二つのフェイズからなる。「采配フェイズ」で武将たちに与えられる命令は「移動」「攻撃」「休息」「気合」など全部で6種類。「移動」と「攻撃」では進行方向もしくは攻撃目標の指定と、その際にとる陣形(魚鱗、雁行、長蛇など全10種類)を指定することが可能。「気合」や「休息」では、部隊の体力や攻撃力などに影響を与えられる。また、配下の部隊が多くて、そのすべてに命令を与える必要がない場合は、「任意」を指定して特定の部隊の指揮をコンピュータに任せることもできるようになっている。
「戦闘フェイズ」では、采配フェイズで与えた命令に従って部隊が行動し、その結果、敵軍と遭遇した時点で戦闘となる。戦闘そのものは自動的に行われ、プレイヤーが直接操作することはない。戦闘の結果、敵の武将を討ち取ることができれば、敵の部隊の戦力を半減させられる。敵の総大将を討ち取った時点で勝利、逆に総大将を討ち取られるとゲームオーバーとなる。
ゲームの終了後、その内容に従って功績が評価され、「級」や「段」が認定されることがある。また、特定のステージをクリアすることで、ゲームを有利にするさまざまな能力を得られる「兵法書」を入手できる。
ゲームの難易度は「初級」「中級」「上級」の3段階。コンピュータと対戦するシングルプレイで楽しめるのはもちろん、インターネットやLANで他のプレイヤーと通信対戦を行うことが可能。通信対戦は最大2対2で行うことができ、IGM(Internet Game Maker)(クライアントはこちら)にも対応している。