テキストファイルをウィンドウにドロップするだけで、指定語句を強調文字にするなどの装飾を施してくれるソフト。「勝手にHTML変換」は、テキストファイルをウィンドウにドロップするだけで、事前に設定した文字列に対して改行や強調などのタグを自動付加してくれる文字列変換ソフトだ。目的ごとに分かれた「共通設定」、「強調1」〜「強調5」の6タブで構成されたメイン画面の設定をもとに、文字列の変換を行うことができる。設定ファイルを保存することが可能なので、用途ごとの設定ファイルを作成して利用できる。
「共通設定」では、文字色、リンク色、背景色、フォントサイズ、タグの追加方法(<BR>タグのみの挿入か、すべてのHTMLタグを挿入から選択)、Tabをスペースに変換する場合の文字数(4文字または8文字)、メールアドレスやURLへ自動的にリンクを付けるかどうかなどの設定を行える。
「強調1」〜「強調5」では、文字色、文字の背景色、文字のスタイル(太字または斜体)、強調を有効にさせるためのキーワード、キーワードに使用した文字列の処理などの設定を行える。なお、強調キーワードは、1.指定文字列からはじまる行、2.指定文字列を含む行、3.指定文字列のみを選択可能なほか、キーワードに使用した文字列を、1.残す、2.削除する、3.画像と置換することも可能だ。
これらの設定を好みにカスタマイズし、変換させたいテキストをドラッグ&ドロップすることで一括変換が可能となる。ただし、強調文字の必要がない場合は、共通設定のみ設定するだけでも変換を行うことはできる。
また、「テキストボックス入力」ボタンをクリックすることで開くウィンドウに、文字列を直接入力またはペーストし、「変換」ボタンを押すことでも変換させることが可能。変換作業では、HEAD部分とBODY部分の書き出しを行うが、それぞれの挿入する部分をコメントで示してくれる。クリップボードへの転送もボタンひとつで行える。