「丸中の色々タイピング」は、画面に表示される問題文をすばやく正確に入力して、得点を稼ぐタイピング練習ソフト。ローマ字入力に対応する。英数字やことわざ、意味をなさない文字が問題として出題されるほか、ユーザの作成したオリジナル問題にも対応している。

用意されている問題は、

• 英数字を順番に入力する「Practice」
• ことわざを50文字分入力する「Easy」
• ことわざを100文字分入力する「Normal」
• ことわざを150文字分入力する「Hard」
• 無意味な言葉を100文字分入力する「Expart」
• ユーザが作成するオリジナル問題から100文字分入力する「Original」

特徴は、入力した文字が、速い順に赤→黄色→黄緑→緑→深緑→黒のように、速度に応じて表示色を変えること。文字ごとの入力の得手不得手をひと目で把握できる。得点は、正解1文字につき最高10点で、赤の状態で打つと1文字につきボーナス30点が加えられる。ノルマ達成時には、残り秒数×10点とタイプミスは1文字-10点で計算される。

さまざまな表記法をサポートし、表記法を気にすることなく練習することが可能で、例えば、「し」と画面表示されたときに、「si」でも「shi」でも正解となる。

問題文として、なじみ深いことわざや、あらかじめ決められた39文字を順番に入力する問題、意味のない文がランダムで出題される問題など、多様な問題文を利用してタイピング能力を高められる。ひとつの問題文は30文字未満なので、飽きがこない。

コース終了に要する時間は100秒なので、ちょっとした合間にも練習できる。文字色が時間の経過で変化するため、タイピングスピードを把握することもできる。オリジナル問題を作成できるのも楽しい。問題文とその読みを、「問題文（もんだいぶん）」の書式で入力し、テキスト形式で保存すればよい。読みがなを間違えると誤って採点されるので注意が必要だが、手軽に好きな問題文を作成できるのは、ほかのタイピングソフトと比較して大きな魅力である。

開発中に苦労した点
ユーザが自由に問題を作れるということで、問題文を自動的に解析してどんな打ち方でも打てるようにするのに苦労しました。特に日本語特有の「ん」や「っ」の打ち方を判別することが大変でした。

ユーザにお勧めする使い方
手軽に問題が作れるので自分の好きな単語や文で問題を作って友人にやらせてみたり、試験勉強で漢字や英単語を覚えるために使ってもよいかもしれません。

今後のバージョンアップ予定
ノルマをクリアするモードを入れたり、かな入力の対応を検討しています。あと右のキャラクタに少し動きを……（笑）。