二人のキャラクタを使い分けながらゴールを目指す、コミカルなジャンプアクションゲーム。「ロストワールド」は、二人の2頭身キャラ「リック」と「アキカ」を主人公にしたジャンプアクションゲーム。舞台は壊された絵本の中。プレイヤーはそれぞれ特徴を持つ2キャラを使い分け、敵の攻撃やトラップをかわしながらゴール(出口)にたどり着き、物語を修復することが目的。全体的にメルヘンチックな雰囲気の画面だが、ゲームは本格的で、キーコンビネーションなど、さまざまなテクニックが必要とされる。
主人公のリックとアキカが、リックのおじいさんが残した「夢国日記」を読んでいると、リトルトリックが絵本を乗っ取ろうと企む。手助けをしてくれるぬいぐるみキャラとともに、二人は本の中へ入ってゆく……というストーリー。
ゲームの大きな特徴は、リックとアキカを、ステージ内数ヵ所に設けられた「チェンジポイント」で交替させながらゲームを進められること。リックは足が速くジャンプ力があり、アキカは魔法のカギを扱える能力がある。場所や入手したアイテムに応じて2キャラを使い分けることがゲームのポイントで、敵の攻撃を切り抜けながら、最終的にどちらも出口に到達できるとステージクリアとなる。リックとアキカを助けてくれるキャラとしてももいぬのぬいぐるみがいる。普段は操作中キャラの周囲を飛び回っているだけだが、リックとアキカのエネルギーが多いときは、攻撃にも加わってくれる。
敵キャラは、ウロウロしているだけのもの、武器を投げてくるもの、飛ぶものなどさまざま。敵を倒すには一歩前までいって攻撃するか、離れた場所からアタック弾を撃つ。さらに、アタックボタンを押し続けると発射されるスペシャルアタック(ももいぬが発射)は、大きなサイズの敵やまとめて敵を倒すのに効果がある。
ジャンプテクニックもゲームのポイントのひとつ。ジャンプ中に地面などに接触した際、もう一度ジャンプボタンを押す「二段ジャンプ」や、壁にはさまれた空間を方向を変えながらの「蹴り昇り」という特殊ワザは、アイテムの入手やステージの進行に不可欠。時間制限が設けられているステージもあり、スピードも要求される。
「絵本」は4章構成で、それぞれに三つの国(ステージ)がある。ステージ内では、例えば、野原ではバッタやアリが、また蔦の絡まる林ではカエルやカタツムリがといったように、場所にふさわしい敵キャラが登場する。また、ステージ内には、特定の場所からしか入れない隠れた空間があり、コインやアイテムがたくさん用意されている。
キャラのライフは「ゴールドコイン」の枚数でカウントされる。ステージ内に落ちている、あるいは敵を倒すと現れるコインを集めるとライフを増やせる。逆に、敵に触れたり、敵の武器にあたるとゴールドコインが50枚ずつ減り、50枚以下でミスをするとゲームオーバーとなる。アイテムには、得点やエネルギーが増えるボーナスフーズ、ももいぬが放つショットの種類を変えられるショットチェンジなどがある。
そのほか、第1章ではミスをしてもゴールドコインが減らないオプションや、開始時のゴールドコインを2倍にできるオプションなどを設定してプレイできる。難易度は5段階化から選択可能。操作キーをカスタマイズすることも可能だ。