「Feel Wind」は、敵の攻撃をかわしながら先に進んでいく、横スクロール型のアクションゲームだ。プレイヤーはカーソルキーで左右に移動し、【X】キーのジャンプで敵の攻撃をかわせる。また、【Z】キーでナイフを投げて敵を倒すことができる。ナイフは5回まで連射可能で、ジャンプしながら投げれば、空中の敵を倒すこともできる。ただし、敵に触れると三つあるHPポイントがひとつ減り、このポイントが0になるとゲームオーバーになる。

「Feel Wind」には「大ボス」や「ゴール」といった概念がない。そのため、できるだけ多くの敵を倒し、高い点数を手に入れるスコアアタックが目的となる。ゲームで重要になるのが「サブウェポン」の使い方だ。サブウェポンは画面上部に表示されている「SPゲージ」をためることで利用できる。サブウェポンの種類には「ブーメラン」と「サンダー」、そして武器ではないが「ヒーリング」がある。3連射の可能なブーメランは敵を貫通する武器で、サンダーは画面内の敵を一掃できる強力な武器だ。また、ヒーリングを利用すれば、1ポイントだけ体力が回復する。

サブウェポンの利用や変更には、敵を倒すと出現する「宝箱」が必要。宝箱にはランダムでブーメランやサンダーといったサブウェポンアイコンが入っており、最後に手に入れたアイコンがプレイヤーの使えるサブウェポンとして登録される。ウェポンの種類はプレイヤーが自由に変更できないため、気に入ったアイコンを手に入れたら、宝箱を避けて通るのがゲームのポイントだ。また、サブウェポンを利用したら、赤い「宝玉」を手に入れて、SPゲージを回復させる必要がある。

敵ごとに個性的な動きや倒し方、攻撃方法があるのも魅力。倒しやすい敵だけを倒してあとは逃げ回るなど、自分なりの戦略を立てやすいのも、このゲームの楽しいところだ。

プレイヤーがサブウェポンを選択できないため、ヒーリングや全体攻撃などは、かなりの運まかせになる。しかし自由選択できない分、体力がほとんどない場面で「ヒーリング」を手に入れた場合など、格別にうれしい気分になれるだろう。

また、ゴールのないスコアアタックは、ゲームに慣れた後半ほど気が緩みがちだが、「Feel Wind」は一定以上の距離を進むと「レベル」が上がるシステムになっている。高いレベルになるほど敵の攻撃が激しくなり、難易度が高くなるのでゲームに慣れても気を抜けない。ただし、レベルが上がっても敵の種類が変わるわけではないため、長くプレイしていると単調になりがちといった面もある。

開発中に苦労した点
とにかくプログラムの知識がなかったことです。このためにさまざまなソフトを試行錯誤してみたのですが、ソフト選びでかなりの時間を費やしてしまったと思います。おかげで時間が足りなく、実装できなかった部分が多くなってしまったのが残念です。

ユーザにお勧めする使い方
ハイスコアを狙うのが熱いと思います。比較的ランダム要素が強いのですが、あきらめずに敵を避けることが重要です。熱中するというよりはちょっと暇なときに遊ぶ、というのが向いていると思います。まったり遊んでください。

今後のバージョンアップ予定
未実装になった部分を全部実装してしまうとまったく別のゲームになってしまいますので、おそらくそれは別ゲームとしての発表になると思います。このソフト自体はもう少し遊びやすく改良したいと思ってます。「難しい」との意見が多いので、難易度の調整を中心としていきたいと思います。

最後に
背景、キャラクタのグラフィックはいちむーさん（http://www2.plala.or.jp/itimu/）に協力してもらいました。このゲームを完成できたのも彼の協力あってのことです。この場で感謝したいと思います。