パソコンを使用しているうちにメモリ上にたまってくる不要なデータを消去してくれるメモリ最適化ソフト。「めもりーくりーなー」は、パソコンのメモリ(主記憶装置)に残った不要なデータを消去し、メモリの空き領域を確保するユーティリティ。メモリ不足でアプリケーションが起動できなくなるといった、空き容量不足に起因するトラブルを解消してくれる。非常にコンパクトなウィンドウに、物理メモリ(パソコンのRAM)容量、実際に使用している容量、空き容量などを数字と帯グラフを使ってリアルタイムで表示。スワップファイルの使用量と全体の容量も表示する。ウィンドウやグラフの表示方法を好みで変更できるほか、豊富なスキンデータで外観をカスタマイズすることも可能だ。
クリーニング(メモリの領域の解放)は、ボタンクリックによる手動、またはタイマ指定による自動で実行できる。タイマ指定は5〜30分までが5分おき、以降は10分おきに最大60分まで設定することが可能。クリーニングによって確保するメモリ容量は、物理メモリ量に対して10%単位で指定できる。
ウィンドウの表示は、バー状の「通常表示」のほか、他のウィンドウに隠れることのない「最前面表示」、ふだんは表示されているがマウスポインタが近づくと自動的に隠れる「ステルス表示」に切り替えられる。ウィンドウを表示せず、タスクトレイアイコンからのみ操作する「非表示」にすることも可能。
グラフの表示方法も、初期状態の「帯グラフ」のほか、時間の経過にともなう空き容量の変化を表示する「棒グラフ」、さらには、次のクリーニング実行時間までのカウントダウン表示、リソース使用状況の表示(Windows NTでは不可)、CPU使用率の表示、メモリやリソースの不足をフェイスマークの色で表す「スマイル表示」から選択できる。
より細かな設定を行える「上級者向け設定」もある。例えば、「拡張タイマー」機能では、メモリ空き容量が指定値以下になった場合、自動的にクリーニングを開始させたり、CPU使用率が指定値を超えたときに、クリーニングを行わずに待機させたりといった指定を行える。そのほかにも、登録済みソフトが終了した際に自動的にクリーニングを実行する「ソフト監視」、アクティブウィンドウに「めもりーくりーなー」のウィンドウを吸着させる「アクト・ウィン吸着」、ランチャなどの機能が用意されている。
ユーザにより、数多くのスキンデータが作者のホームページにアップロードされており、ウィンドウ外観は好きなように変えられる。オリジナルのスキンファイルを作成する機能もある。