ゲームのキャラクタやアイコンなど、限られた色数やサイズのドット絵を作成するのに便利なドットエディタ。「DotPainterALFAR」は、色数や大きさに制限のあるドット絵や、小さいサイズのアニメーションを作成するのに便利なドットエディタ。色数が256色以下の、BMP/PNGなど13種類の画像形式に対応する。Susie Plug-inにも対応する。
「DotPainterALFAR」のインタフェースは、ドット絵の描画や修正など、ほとんどの作業を行える「メインウィンドウ」と、キャンバス全体を表示する「ストックウィンドウ」から構成されている。
メインウィンドウでは、クリックでドットを描画できる鉛筆や、滑らかな線を描画できる万年筆、直線が描ける直線ブラシなどが用意されているほか、矩形描画や文字描画機能を利用することが可能。ウィンドウの倍率は4×4〜384×384の12段階から選択できる。
一方、ストックウィンドウでは、メインウィンドウで修正を行う際に拡大表示を行っても、常に全体を確認することが可能。キャラクタの選択やコピー、ペーストといった作業も行える。
大きな特徴は多彩な修正機能。なかでも便利なのが、右クリックで選択した色を、メインウィンドウ右上部のパレットスライダを使って任意の色に変更できる機能。すでに作成したキャラクタの色を一部分だけ変化させたいといった場合に使える。
色変更以外にも、ぼかしや明るさ変更など、細かな部分を修正できる編集ツールを搭載している。そのほか、キャンバス全体のコントラストやガンマ値を変更する機能や左右反転機能、画像を補完しながら縮小する機能などもある。さらに、下絵をもとにドット絵を描ける「裏レイヤー機能」を搭載。この機能を利用すると、1コマ前の絵と比較しながら絵を描けるため、キャラクタが歩くアニメーションなどを簡単に作成できる。
なお、キャラクタをアニメーションさせる場合は、通常1枚のキャンバスに複数フレーム分のキャラクタを配置する。「DotPainterALFAR」では、複数のキャラクタが配置されたキャンバスに「左上から32×32ピクセルずつ*コマ読み込む」といった設定を行うことで、アニメーションの動きをプレビューできる。
作成したデータは、独自形式のABK(複数画像を同時保存できる)またはATP(パターンデータを保存できる)に加え、BMP/MAG/ICO/PNG形式など13種類の形式で保存することが可能だ。