画像ファイルをサムネイルで管理する画像ビューア/管理ソフト。多彩なエフェクトや効果音などが用意されたスライドショウが大きな特徴。「TOM's PhotoSlide2002」は、画像ファイルを連続表示するスライドショウ機能を中心とした画像ビューア/管理ソフト。画像の含まれるフォルダをひとつの「アルバム」として管理し、同一アルバム内の画像をスライドショウ表示できる。サブフォルダは個別のアルバムとして管理される。標準で対応するのはJPEG/GIF/BMP/WMFの各画像形式。Susie Plug-inに対応するため、プラグインを用意すれば、TIFF/PNG/PhotoCDなど、多彩な形式の画像ファイルを扱えるようになる。
メインの操作画面「コントローラ」は非常にコンパクト。再生/早送り/巻き戻しなどの各ボタンがあるほか、ジョグコントローラが用意されており、多数の画像の中から目的のものをすばやく探したり、目的の場所にジャンプできる。
特徴のひとつが画像の管理方法。アルバムに含まれる画像は、エクスプローラの「縮小表示」のように、すべてサムネイルで表示される。この一覧は、マウスでドラッグすることで自由に並び順を変更することが可能。スライドショウの際の表示は、この並び順で行うのが基本だが、ランダムに表示するシャッフルプレイ機能もある。アルバム内のすべての画像の表示後に、再びはじめから表示するリピート表示も行える。
スライドショウでは原寸表示はもちろん、10〜1,000%までの固定倍率での拡大/縮小表示、さらには全画面での表示を行うことができる。1画像あたりの表示時間は秒単位で自由に設定できる。画面が切り替わる際のエフェクトを15種類から選択することが可能。ランダムにエフェクトをかけることもできる。また、画像切り替え時に効果音を付けられるほか、好みのサウンドファイル(MIDI/WAVE/MP3)をBGMとして再生することも可能だ。
ユーザが編集したアルバムの情報は、各フォルダに専用のデータファイルとして保存される。任意のアルバムへのショートカットを登録しておける「お気に入り」機能があり、「お気に入り」からワンタッチでアルバムを呼び出すこともできる。
そのほか、スライドショウ実行時に、フリーハンドで画像や文字を書き込める「鉛筆機能」などを搭載する。マニフェストファイルが用意されており、Windows XPのビジュアルスタイルにも対応する。