毎日の現金の流れのほか、銀行口座なども同時に管理できる家計簿ソフト。入力支援機能が充実しており、無理なく継続的につけられる。「MAC DE 家計簿 2003」は、かわいらしいボタンアイコンを配した、カラフルな操作画面が印象的な家計簿ソフト。現在の手持ち現金、銀行口座の預貯金、借金などを「開始残高」として設定し、毎日の収支を入力していくだけで家計簿がつけられる。「支出元」「支出先」という考え方により、日常的な現金収支のほかに、銀行の預貯金、借金などを一画面内で入力することが可能だ。さらに、ユーザが入力した品名を自動的にリスト登録し、2回目以降の入力を簡単にしてくれるなど、煩わしい入力操作を簡便にする機能が用意されている。
1日分の支出・収入の細目(費目、金額、品名など)は「レシート」に入力する。ソフトの特徴のひとつが、「レシート」に「支出元」「支出先」という考え方を採り入れていること。「支出元」=そのお金をどこから持ってきたのか、「支出先」=どんなものに変化したかとすることで、現金のほかに銀行口座やクレジットカードなどもまとめて、わかりやすく管理できるようになっている。
ユーザの入力操作を楽にする入力支援の機能が充実して点も特徴。例えば「支出元」は、「開始残高」に設定した預貯金や借金などの一覧リストから、また「支出先」は、あらかじめ登録されている「費目」の一覧から、それぞれワンタッチで選択して入力できる。もちろん、ユーザが「費目」を追加・変更することも可能だ。
さらに、ユーザが一度入力した品名は「キーワード」として、「費目」「支出元」「支出先」と合わせて自動的にリスト登録される。次回以降、同じ品名を入力する場合は、リストから品名を選択するだけで、「費目」「支出元」「支出先」が自動入力されるため、あとは金額のみを入力すればよくなる。
家計の状態を視覚的に把握できる表やグラフも十分な機能を備えている。入力した「レシート」の集計は、月ごとの「レシート」を集計し、合計の支出金額、現金および預貯金別の残高をまとめた「明細表」で確認できる。そのほかにも「費目別明細書」(何にいくら使ったか、預貯金はいくらになったか)、「収支計算書」(手元のお金がいくら増え、いくら減ったか)、「財産計算書」(預貯金と現金を含めた資産と、借金がいくら残っているか)といった表が用意されている。グラフには、月ごとの黒字/赤字を確認できる「収支バランス」、費目別割合を確認できる「支出内訳」などがある。
そのほか、「レシート」に入力したメモを、当日の天気、気分とともに一覧できる「メモリスト」、予算オーバーが発生した場合に通知してくれたり、年間を通じた家計内容を評価してくれたりする「お姑チェック」といった機能もある。