迷惑メールのアドレスを登録することで、サーバ上から自動的に除去することのできるメールチェッカ。「MailPeeper」は、迷惑メール除去機能を持つマルチアカウント対応の高機能メールチェッカ。インターネットへの接続方法やアクセス頻度を詳細に設定できるので、ユーザの環境に最適なメールチェックを実現できる。POPのほか、APOPパスワード認証、セキュリティパスワード認証にも対応する。新着メール検出時のアクションは多彩で、表示メッセージをカスタマイズすることもできる。
インターネットへの接続方法には「自動接続」と「接続検知」が用意されている。「自動接続」は「MailPeeper」自身がインターネットに接続し、メールチェック終了後に自動的に切断するもの。メールチェックに続けてメールソフトを起動する場合などに備え、切断までの待ち時間を設定することもできる。「接続感知」は、ブラウザなど、ほかのアプリケーションによってインターネットに接続された場合に、その接続を感知してメールチェックを行うものだ。
メールサーバへのアクセス頻度は3種類から選択可能。1日に1回〜10分おきといった15パターンの間隔から選べる「標準モード」、時間/分単位で間隔を設定できる「分単位モード」、タイムスケジュールを設定する「タイムスケジュールモード」が用意され、思い通りの頻度でチェックすることが可能だ。
新着メール検出時には、デスクトップ上へのメッセージの表示、メール一覧の表示、サウンドを鳴らす、メーラの起動、アプリケーションの起動といったアクションを設定できる。表示メッセージには任意の文字列を指定することができ、新着メール数や発信者、件名などの書式文字列を含めることも可能だ。メッセージの表示位置や文字色、フォント、点滅、透明化なども設定できる。メール一覧では、表示項目を発信者や件名で切り替えて表示できるほか、本文先頭部分を表示させることも可能で、知りたい情報をすぐに手にすることができる。
アクセス頻度や新着メール検出時のアクションは、「自動接続」と「接続感知」のそれぞれに設定することが可能。
受信したくない迷惑メールは、送信者アドレスを登録することにより、サーバ上から自動的に除去することができる。着信リストから1通または複数のメールを選択してコンテキスト(右クリック)メニューから実行するだけでよい。迷惑メールリストにアドレスを直接登録することも可能。迷惑メールアドレスにワイルドカードを使うこともできる。
スクリーンセーバ起動中には「MailPeeper」の機能を停止する機能もある。