ハードディスクの中から重複するファイルを検索できるソフト。検索結果から不要な方を選んで簡単に削除できる。外部アプリケーションと連携して内容を閲覧できるほか、空のフォルダを削除することもできる。「UnDup」は、ハードディスク内に重複して存在するファイルを検索・削除できるソフト。メニューバーがなく、機能はすべてボタンに割り当てられている。ファイルの比較方法は複数が用意されている。ファイル数やフォルダの容量のみを調べることができるテスト検索も搭載する。
検索方法には「テスト検索」と「通常検索」の2種類がある。テスト検索では、対象となるファイル/フォルダ数や全ファイル容量だけをチェックする。また、オプション設定の「おまけ機能」で空フォルダを削除するように指定した場合は、これも実行される。
一方、通常検索では、検索結果を重複ファイルごとに色分けしてまとめ、一覧形式で表示する。リストに抽出されたファイルは先頭のチェックボックスにマークすることで一括削除が可能だ。
チェックは、手作業で1ファイルずつ行うほかにも、「全て選択」「自動選択」「フォルダ一括選択」「フォルダ以外を選択」で行うこともできる。このうち自動選択は、オプション設定にもとづいて見つかったファイルの中からひとつを残してほかの同名ファイルはすべてマークする。自動選択では「古いファイルを残す」「新しいファイルを残す」「パス名で選ぶ」「現在のフォルダから推定」の中から処理方法を選択することが可能だ。なお、パス名で選ぶ場合は、パス名順で最初に表示されたファイルが残され、現在のフォルダから推定の場合はカーソル行のファイルのパスに近いファイルが選択される。
「フォルダ一括選択」では、リスト上で選択しているファイルと同じフォルダに重複ファイルがあれば、それをまとめて選択する。逆に「フォルダ以外を選択」は、選択しているファイルとは異なるフォルダにある重複ファイルをまとめて選択する。
オプション設定では、検索方法を「完全一致」「部分一致(1MBまで)」「サイズと名前・日付」「サイズと名前のみ」の4種類から選べる。完全一致や部分一致ではテキストファイルの内容も比較するので、ファイル名が異なるものでも見つけることができる。そのほか一時ファイルを無視するか削除するかの選択、隠しファイルやシステムファイルも検索対象とするかどうかの指定、削除にゴミ箱を使うかどうか、一括選択時にサブフォルダも対象とするかなどを指定できる。
検索結果は保存し、読み込みを行うことが可能。テキスト用/画像用/バイナリエディタ用にそれぞれ外部アプリケーションを登録しておくことができ、リストをダブルクリックすればファイルの内容を参照できる。