ソフトを開発しようと思った動機、背景
いろいろありますが、一番の動機はネット上にさまざまなサウンドノベルを「簡単に」作ることができるツールが存在したことでしょうか。「これなら私でも作れるかも」と思ったのが直接のきっかけだと思います。はじめは「タイラントヒル」という名のギャグ作品を作る予定だったのですが、作りはじめたら何だかシリアスになってしまい、結局そのままの方向で制作を続けることになりました(「タイラントヒル」という名前は、今でもゾウディアック制作のプロジェクト名として残っています)。最初は、すべて私ひとりで製作する予定でしたが、やはりひとりではいろいろと限界が出てきまして、制作スタッフを募集するにまで至りました。ここから「ゾウディアック」制作は本格的にはじまった、といえると思います。
開発中に苦労した点
「ゾウディアック」は苦労の連続、というか苦労ばかりの制作でした。一つひとつ挙げればキリがないのですが、ツール変更にともなう移植作業は特に大変でした。諸事情により二度、制作ツールを変更したのですが、スクリプトを新しいツールに移植する作業が、もうとにかく苦痛としかいいようがありませんでした。また、しっかり計画を立てながら制作をしなかったせいか、次から次へとバグが溢れ出てくるのにも参りました。しかし、こういう苦労があったからこそ、公開してユーザのみなさまから「おもしろかった」という感想をいただくと、ひとしおうれしい気持ちになります。
ユーザにお勧めするプレイの仕方
特にありません。ユーザのみなさんそれぞれに合った方法でプレイしてくださって結構です。エンディングは全部で五つありますが、実はセーブ方法を工夫すれば2周ほどですべてのエンディングを見ることができます。でも、初回プレイ時はあまりそういうことを気にせず、プレイしていただきたいですね。
今後のバージョンアップ予定
今後は新たなバグが発見されれば新しいバージョンを公開、という形になると思います。ゲーム自体に新しい要素を追加する、という予定はありません。
続編
「ゾウディアック」の続編に当たる「ゾウディアック2」の制作を予定しています。次回作は今作の反省点をフルに活かし、さらに発展させたゲームにしたいと思っております(こういうときにユーザからのご意見がかなり役に立ちます)。今作を楽しめた方も楽しめなかった方も、ぜひ続編をプレイしていただきたいと思います。
(陽炎)