「県名クイズ DoKoDa」は、表示された日本地図を見て問題に答えながら、都道府県名とその場所を覚えるための社会科学習ソフト。動作モードには練習モードと問題モードの2種類がある。ユーザがオリジナルの問題を作成して学習することもできる。

練習モードは、地図上で選択した場所の都道府県名などが表示されるモード。クリックすると地図の色が変わって「北海道」「宮城県」などと表示されるので、それで学習していく。「都道府県」のほか、「県庁所在地」「全国の地名」「特産品」があらかじめ用意されている。「全国の地名」では、選択都道府県の主な都市名を表示する。「特産品」は、例えば北海道であれば、「夕張メロン、大雪山、熊の木彫り」と表示する。

問題モードでは、練習モードとは逆に、出題された都道府県名や県庁所在地がどの都道府県に当てはまるのかを答えていく。練習モードと同じ問題を使用できる。地図上の正しい場所をクリックすると正解となり、次の問題に進める。問題モードでは、制限時間や許容される間違いの回数を指定することができ、これを超えた場合はゲームオーバーとなる。

ユーザが問題を作成することも可能だ。問題は、5県以上の都道府県に解答を割り当てることができるものであれば何でもよい。例えば「名物」であったり、「有名な祭り」「建物」「天然記念物」などから都道府県を答えるような問題を作成することができる。

そのため、仕事などでこのあたりの地名が出てくると、実はからきし弱い。しかし、弱い弱いの繰り返しでは進歩がないので、できることなら一度しっかりと覚えたいと思っていたところだ。そんな筆者にとって、このソフトはまさに渡りに船といえよう。

しかし、実のところ、筆者と同じように日本全国どの地名も完璧に覚えている人というのはそれほど多くないのではないだろうか？　いま住んでいるところや生まれたところのあたりは覚えていても、そこから離れたところの地名などなかなか覚えられるものではない。

しかし、そんな人々にとって、このソフトは大きな味方になること請け合いだ。なにしろ同じような体験を持つ筆者がそう感じたのだから、間違いない。「県名クイズ DoKoDa」を毎日少しでもいいから使っていけば、どのあたりにどの都道府県があるか、すぐに覚えられるようになるだろう。

勉強嫌いの我が息子に都道府県名を覚えてくる宿題が出たときに、さっそくこのソフトを使いました。最初はなかなか覚えられずにイライラしていましたが、順番に少しずつ範囲を広げながらやらせたところ、5日ぐらいでマスター。息子のクラスでも全部を覚えた子は3人ぐらいしかいないようで、先生にもほめられて自信をつけたようです。

次は「世界の国」版を作ってくれと要望をいただいていますが、気の向いたときに気の向いたソフトを作っているので、「世界の国」版はいつになるかわかりません。