簡単な操作でスクリーンセーバを作成できるソフト。文字や画像はもちろん、音声を使ったスクリーンセーバを作ることもできる。「すくりんせいばぁ」は、背景や画像、文字、音声といったオブジェクトを時系列に沿って配置していくだけでスクリーンセーバを作れるソフト。特別な知識や技術がなくても、オリジナルのスクリーンセーバを簡単に作って楽しめる。
画面は、スクリーンセーバに表示するオブジェクトを時系列に並べた進行表と、それらのオブジェクトを設定する画面の2画面構成。メインの進行表画面には、上段には作ろうとするスクリーンセーバの時間経過が、下段には各種操作ボタンが並ぶ。上段の時系列ウィンドウに、下部のメニューボタンから作ったオブジェクトを配置していくのが基本的な作業の進め方だ。
作成できるオブジェクトは「背景」「文字」「画像」「音声」の4種類。一度配置したオブジェクトもドラッグで移動することが可能なので、変更や調整も容易だ。オブジェクトのダブルクリックで再編集もできる。
「背景」は単一色による塗りつぶしのほか、画像を指定することが可能。表示位置は「中央に表示」「全体に表示」「並べて表示」から選択することができ、「ワイプ」「四つ角イン」「網掛け」「フェードイン」「ぼちぼち」といった効果を施すことができる。使用できる画像はBMP/JPEG/MAGの各形式(ただし、プログレッシブJPEGには対応していない)。
「文字」と「画像」では、オブジェクトに動きを与えられる。動く位置は、始点と終点をプルダウンメニューまたは任意の位置を指定して決める。そのほか、動きの速度や画像には透明色を指定することも可能だ。
「音声」にはWAV/MIDI形式を使用できる。ただしMIDIをスクリーンセーバファイルに埋め込むことはできないので、常に本体ファイルと同じ場所に置く必要がある。
作成中のデータは独自形式で保存しておける。また、完成したスクリーンセーバは、「作成」ボタンを押して保存場所、ファイル名、作品名、作者名を入力すれば、SCR形式のファイルに出力される。作成したスクリーンセーバデータは自由に配布できる。