ソフト名やファイル名を部分一致で絞り込み、すばやく開くことのできるコマンドラインランチャ。「Mutter Launcher」は、ユーザが入力した検索文字列と部分一致するアプリケーションやファイルを絞り込み、目的とするアイテムを選択・起動できるランチャ。プログラムリストは、スタートメニューやデスクトップなどを検索して自動作成される。プログラムリストと検索文字列の「先頭文字列が一致」していなくても、「部分的に文字列が一致する」状態であれば、絞り込み表示が行われる点が大きな特徴。画面構成は検索文字列バーと選択候補一覧ウィンドウとシンプルだ。
起動後、タスクトレイに常駐する。ランチャ機能を利用するには、タスクトレイアイコンをクリックするか、【Ctrl】+【Alt】+【W】キーでメイン画面を開く。ホットキーは変更することも可能だ。
検索文字列が1文字入力されるごとにリアルタイムで絞り込み結果が変化していく。検索文字列入力時に自動補完(オートコンプリート)機能を利用することもできる。検索では、カナ文字の全角/半角、英文字の大文字/小文字/全角/半角の区別は行われない。
アイテムが絞り込まれたら、選択して【Enter】キーを押す(または「実行」ボタンのクリック、ファイル名のダブルクリック)。【Shift】キーを押しながら起動アクションを行うと、アイテムの存在するフォルダが開かれる。アイテムの選択には、上下のカーソルキーや【Ctrl】+【P】キー(上移動)/【Ctrl】+【N】キー(下移動)なども利用できる。
起動ごとに作成される選択候補リストは、「デスクトップ」「デスクトップのサブフォルダ」「スタートメニュー」「最近使ったファイル」「パス指定されたフォルダ」「IEのお気に入り」の6ヵ所が標準でスキャンされる。「任意のフォルダを追加」オプションで、そのほかのフォルダをスキャンさせることも可能だ。
また、起動リスト中に常に表示できる「固定候補項目」に文字列を登録することにより、「文字列」+「検索文字列に入力した文字列」で実行することが可能になる。インターネットの検索サイトを利用した検索も可能で、標準で「Google」「Yahoo! Japan」「CinemaScape」が登録されている。