パソコン上でさまざまな音楽ソースの再生を行うミュージックプレイヤー。CDからのMP3/WMAファイルの作成や、CD-R/RWを用いた自作CDの作成を行うこともできる。およそ“音楽を楽しむ”ことに関して、ほとんどの機能をサポートする。「MUSICMATCH Jukebox」はオーディオCD(CD-DA)、音楽ファイル(MP3/WMA/WAV)ファイル、インターネット上の音楽ソース(インターネットラジオ)など、さまざまな音楽ソースを扱うことができるエンコード&プレイヤーソフト。CD-DAの再生では、セットされたCDのタイトルや曲名などをインターネット上のデータベースから取得して表示するMUSICMATCH CDルックアップサービスをサポートする。また、CDから曲をリッピングして、MP3ファイルにすることも可能。>MUSICMATCH CDルックアップサービスから取得した曲名をそのままファイル名として使うことができる。
MP3変換エンジンには、エンコード速度と音質で定評のあるFraunhofer IIS製のエンジンを採用。エンコード可能なビットレート範囲は、MP3の場合で8kbps〜320kbpsと広く、音質を気にする人にも向く。さらに、Pentium 4の拡張命令に対応しており、エンコード速度は従来に比べ、大幅に上がっている。
録音機能は、CDからの録音だけでなく、マイク/ライン入力からのダイレクト録音にも対応するため、パソコンとデジタル接続できないような外部音源からでも、直接MP3化を行うことが可能だ。
今回のバージョンからは、プラグインを経由したファイル変換、ライティングが可能になった。例えば、サラウンド・プラグインやイコライザを経由すれば、再生音場に広がりを持たせることができる。また、再生シーンに合わせて音響効果を付加した再生やファイル作成なども行える。
インターネット関連機能では、豊富なデータを持つインターネット上の音楽ダウンロードサイトへアクセスできる。あらかじめ好みの音楽ジャンルや年代を登録しておくと、それに見合ったお勧めの曲データを紹介してくれるというユニークな機能を装備する。
CDから録音したりダウンロードしたりした音楽ファイルは、歌手ごとやアルバムごとで曲をツリー表示できるエクスプローラ風のライブラリで管理できる。プレイリストへの登録はドラッグ&ドロップで簡単に行える。
CD-R/RW書き込み機能により、自作のCD-DAやMP3 CDを作成できる。また、CD盤面、CDジュエルケースのインデックスや背表紙の作成・印刷機能も備える。アルバム名や曲名はプレイリストから自動的に入力されるので、ユーザが自分でワープロを操作してラベルを作成する手間は必要ない。CD-Rダイレクト印刷機能を持つプリンタもサポートする。
そのほか、代表的なシリコンオーディオプレイヤーをサポートすることで、これらとの間で楽曲転送が行うこともできる。