アクティブウィンドウの上部にぴったりくっつく小さな時計ソフト。「CANW(キャニュー)」は、アクティブなウィンドウの上辺にぴったりくっつくシンプルな時計ソフトだ。毎正時と30分の時報、1日3回まで設定できるアラーム機能を搭載している。
起動すると、デジタル時計がアクティブなウィンドウの左端にぴったりとくっつき、アクティブになるウィンドウが変わればついてきて、またぴったりとくっついてくれる。時間を確認するためだけにアクティブなウィンドウから目を離したくない人にぴったりなソフトだ。
シンプルながらも表示項目やアラームを中心に、「表示ポイント」「表示色」「時報」「アラーム」「12H/24H」の5項目の設定ができる。
「表示ポイント」では、ウィンドウの貼り付く位置を設定できる。設定値はピクセルではなくパーセントなので、0%と100%以外のとき以外はウィンドウの幅に応じて貼り付く位置が変わる点に注意しよう。
「表示色」では、ウィンドウ色/文字色/フレーム色のそれぞれを変えることができる。標準はグレーを基調とした地味な配色なので、デスクトップに合わせてカスタマイズすることをお勧めしたい。
「時報」は正時/30分ごと、「アラーム」は任意の時間を3つまで設定可能で、それぞれの時刻になると、ウィンドウを7色に表示させたり、好きなWAVEファイルを再生させることができる。使用する上では不自由はないのだが、WAVEファイルは容量が大きいので、圧縮率の高いMP3ファイルを選べるとなおよかった。
「12H/24H」では、時計表示を12時間制と24時間制を切り替えられる。ただし24時間制を選んだ場合、左側のAM/PM表示領域が空いてしまって少しさびしく感じた。
現在のままでも視認性は全く悪くないのだが、ウィンドウサイズやフレームの太さ、表示するフォントの書体や大きさなどを選べるようになると、カスタマイズできる範囲が広がって常駐させるのがより楽しくなるだろう。
作者の漢魂プロジェクトさんは、ちょっとした機能を搭載する便利なソフトをいくつか公開されている。興味のある人は使ってみてはいかがだろうか。
(佐藤 さくら)