ランチャを中心に、アラームやファイル更新チェックなどの機能を盛り込んだソフト。目的のファイルにすばやくアクセスでき、業務を効率化してくれる。「開けっぱ」は、リストに登録したアプリケーションやファイルなどのアイテムをすばやく開けるランチャをベースに、更新されたファイルがないかのチェック機能や、期限が近づいたアイテムを教えてくれる機能も備えたファイル操作ソフト。実行ファイルや文書ファイルだけでなくフォルダ、WebページのURL、メールアドレスなどをアイテムとして登録できる。
アイテムの登録は、エクスプローラなどからのドラッグ&ドロップで行える。複数の「シート」を作成して、アイテムを分類して管理することが可能。タブ切り替え式で、すばやく操作対象のシートに切り替えられ、目的のファイルにアクセスできる。
各アイテムは「アイテム名」「パス情報」「更新日時」「期限」の4種類の基本的な情報を持つ。「更新日時」は、登録したファイルの更新日時を表示する(したがってURLなどのアイテムの場合は空欄となる)。更新チェック機能を使うと、アイテムの更新日時情報と実際のファイルを比較して、更新されたものがあれば教えてくれる。フォルダをアイテムとして登録した場合は、フォルダ内に新規作成されたファイルが対象となる。更新チェックは、「開けっぱ」起動時または「シート」切り替え時に自動的に実行されるが、任意の時点で実行することもできる。
「期限」は、指定の日が近づくとアイテム名の色を変えて通知してくれるもので、通知を何日前から行うかはユーザが設定できる。「期限」のチェックは任意の時点で実行することもでき、その結果は別ウィンドウにリスト表示される。「期限」は、アイテムごとに設定する/しないを指定できる。
アイテムリストでは上記の基本情報に加えて、ユーザが任意の「項目」を追加することができ、コメント欄などとして使える。
登録アイテムは、ダブルクリックやアプリケーションへのドラッグ&ドロップでファイルを開ける。また、「アイテムが保存されているフォルダを開く」「パスを取得する(アイテムのファイルパスをクリップボードへ転送する)」「ファイルの更新日時をアイテムの更新日時に反映させる」などの操作を行える。リスト内の全アイテムにマークする(または解除する)機能があり、マークされたアイテムだけを対象に、一括してファイルを開いたり、パスを取得したりすることも可能だ。
アイテムに対する操作以外では「デスクトップ」「マイ ドキュメント」「お気に入り」などの特殊フォルダを開く機能や、クリップボード内にファイルのパスがある場合、そのファイルを開く機能などがある。また「開けっぱ」自身のショートカットを「デスクトップ」「スタートアップ」「送る」の各フォルダに作成することもできる。