とんでもなく多彩な魔球を投げ分けるピッチャーと勝負し、高得点を目指す野球ゲーム。「マキュ(魔球)ワイヤ 2000」は、コンピュータが操るピッチャーの投げた球を、プレイヤーの操作するバッターが打つという非常にシンプルなゲーム。インターネットランキングに対応しており、見知らぬ人とスコアを競うことができる。
1回の勝負は10球。遊び方はスペースキー(【Enter】キーやマウスの左クリックでも可)を押してピッチャーの投げた球をタイミングよく打ち返すだけ。得点はホームランなら100点、見逃しや空振りは0点、ヒットは打ったときのタイミングに応じて点数が入る。各勝負の10球目にはチャンスボールが投げられ、ホームランが200点など、通常よりも高い得点が入る。ただし、打ち損じると減点されるため、高得点を狙うためには非常に重要なポイントとなる。
ピッチャーの投げる球は全部で378種類。途中で球速の変わる球といった比較的まともな(?)魔球をはじめとして、途中でいったん停止したりワープする魔球、そしてそれらの効果が複雑に組み合わされた魔球などが次々に登場する。
ゲームモードは、一人でプレイする「個人戦モード」のほか、最大10人までのユーザで試合数を決めて総合得点のランキングを競い合える「ペナントモード」、任意の球種を選んで打つタイミングを研究できる「特訓モード」の3種類。加えて、投げる球種や頻度を割り振ってオリジナルのピッチャーを作成できる「ピッチャーエディタ機能」と、作成されたデータを元に対戦する「オリジナルピッチャーモード」が用意されている。強いピッチャーが作成できたら、データを作者のホームページで公開することも可能だ。再生速度が選べる「リプレイ」機能も搭載されているので、リプレイファイルを保存しておけば、いつでも見直せる。
個人戦モードでは、ピッチャーの投げる球種を調整できる9段階のレベルが用意されている。レベルが上がるにつれ、どんどんと意地の悪い球が投げられる。レベル6以上は、それぞれに定められた特定の条件をクリアすることで、プレイできるようになる。
そのほか、無料のユーザ登録を行うことで、作者のホームページで行われているインターネットランキングにも参加できる。上位20位が公開されているレベル別ランキングでは、リプレイデータをダウンロードできる。