「かおもじへるぱぁ ぷち。」は、直前に操作したウィンドウのキャレット位置に、マウスクリックだけで簡単に顔文字を貼り付けられるソフト。普段はタスクトレイに退避させておき、必要なときにメイン画面やポップアップメニューを呼び出して、すばやく顔文字を入力できる。

コンパクトなメイン画面は「お気に入り」パネルと「辞書」パネルをタブ切り替えで使い分ける構成。「辞書」パネルには「笑い」「喜び」「泣き」「怒る」「驚く」などに項目（ジャンル）分けされた顔文字が900個以上登録されている。この中からよく使うものを「お気に入り」に登録しておくのが効率的な使い方。どちらのパネルからでも、リスト中の入力したい顔文字をダブルクリックするだけで、直前にアクティブだったウィンドウのキャレット位置に自動的に貼り付けられる。

辞書の管理では、「お気に入り」「辞書」パネルともに、顔文字の追加や削除、編集、リスト表示順の入れ替えを自由に行える。ユーザが「辞書」の項目（ジャンル）を追加することも可能だ。登録する顔文字には、その顔文字についての「説明」を付けられる。例えば「(^o^)/~~~」という顔文字に「まったね〜」といった説明を付けておくことができる。さらに設定により、顔文字入力時にこの説明を同時に貼り付けるようにすることもできる。

顔文字の入力はメイン画面からのほかにも、ホットキーまたはタスクトレイアイコンの右クリックで呼び出せるポップアップメニューからも行える。ポップアップメニューからは「お気に入り」に登録された顔文字を選択できるのに加え、「辞書」の項目（ジャンル）を最大10分野まで登録しておくことが可能。ポップアップメニューはキーボードのみで操作することができるため、ユーザの好みに合わせてマウス/キーボードのインタフェースを選択すればよい。

この種のソフトで大切なことは、文書を作成中のメーラやブラウザといったアプリケーションから、いかにシームレスにストレスなくソフトを呼び出して、貼り付け後に自然に元のアプリケーションに戻せるかという点だと思うのだが、この「かおもじへるぱぁ ぷち。」はメイン画面のほかにポップアップメニューを持っていて、このメニューを呼び出すことで非常にスムーズな処理の受け渡しができるようになっている。特にホットキーを使えば、文書入力中もキーボードから手を離すことなしに、あたかもメーラやブラウザの機能のひとつとして扱うことができるようになるので、便利だ。

とてもよくできたソフトで、取り立てて不満なところもないが、あえて欲をいえばホットキーの設定で使えるキーを増やしてほしいかなと思う。ホットキーは【Ctrl】＋【F1】〜【F12】の中から選ぶようになっているのだが、個人的にファンクションキーを使うのがあまり好きではないのです。(・_・;)

現在はたくさんの顔文字ソフトが存在しますが、「かおもじへるぱぁ ぷち。 Ver.1〜2」開発当時はこうしたソフトもあまりなく、またちょうどVisual Basicの勉強をしていたので、自分で開発することにしました。その後、多くのユーザさまに支えられ、こんなに立派に成長しました（笑）。

開発中に苦労した点
すべてが苦労でした（苦笑）。Ver.1〜2開発当時はもちろん、現在でも新しい機能を追加するときは苦労しています（思い通りの動作を得られたときは自画自賛しています（笑））。

今回は約1年9ヵ月ぶりのバージョンアップとなったわけですが、休日が少ないために開発時間がなかなか取れず、また新しい機能追加のほか、すべてのソースの見直しを行ったため、開発に半年以上もかかってしまいました（お待たせしたみなさま、大変申し訳ありませんでした）。また、今回はWindows XPに完全対応することを前提に開発していたのですが、思わぬ落とし穴があったりして苦労しました（苦笑）。

ユーザにお勧めする使い方
ぜひ、ポップアップメニューを活用してほしいと思います。Ver.3より、ポップアップメニューに「お気に入り」のほか、10項目まで辞書項目を追加できるようになりました。また、自分で設定したショートカットキーでいつでもポップアップメニューを呼び出すことができるので、キーボードから手を離さずに顔文字を選択して貼り付けることができます。辞書の項目も自由に追加・削除できるので、項目内に登録する顔文字を少なめにしておいて、ポップアップメニューに追加しておくと使いやすいです。

今後のバージョンアップ予定
ユーザさまの声を聞きながら、機能の追加や修正を行っていこうと思いますので、ご意見・ご感想等ありましたら気軽にご連絡ください。

ひと言
旧バージョンのユーザの方も、新規ユーザの方も、生まれ変わった「かおぷち。」をぜひ一度お試しください。