アーカイバと画像/テキストビューアを融合させたユーティリティ。アーカイブファイルの作成(圧縮)や展開(解凍)、画像やテキストファイルのプレビュー、スライドショウといった機能を備えている。「Archon」は、テキスト/画像ファイルの内容をプレビューしながら、アーカイブファイルの管理を行うことができるユーティリティ。メイン画面は、フォルダツリー+ファイルリスト+ビューアの3ペインの構成で、ファイルリストで選択したテキスト/画像ファイルの内容をビューアに表示する。実行ファイルやDLLファイルを選択した場合は、バージョン情報や著作権者情報などを表示する。
表示可能な画像形式はBMP/JPEG/ICO/CUR/WMFなど。同梱のimgctl.dllを利用することにより、PNG形式画像の表示およびBMP/JPEG/PNGの3種類の形式での画像変換を行うことができる。フォルダ単位でスライドショウを行うことも可能。フォルダツリーで画像ファイルを含むフォルダを選択し、コンテキストメニューから実行できる。
アーカイブファイルの操作も同様にコンテキストメニューから行う。アーカイブ形式は、展開がLZH/ZIP/CAB/RAR/TAR/BZA/GZA/GCA、圧縮はLZH/ZIP/CAB/TAR/BZA/GZAに対応する(それぞれに対応したDLLが必要)。圧縮・展開ともに、元のファイルがあるフォルダで行われる。
ファイルリストはフィルタ機能を備えており、(1)すべてのファイルを表示、(2)アーカイブファイルのみを表示、(3)画像ファイルのみを表示、(4)ユーザが指定したファイルのみを表示、の4種類の表示方法をツールバーから簡単に切り替えられる。ユーザが指定したファイルのみを表示させるには、オプション設定であらかじめファイル名を指定する。ファイル名指定にはワイルドカードを使うことも可能。セミコロンで区切って、複数の指定を登録することもできる。
そのほか、ツールバーには「マイドキュメント」や「お気に入り」「デスクトップ」などのフォルダに移動するためのボタンが用意されている。ごみ箱のウィンドウを開いたり、エクスプローラを起動することもできる。