静止画像ファイルを用意するだけで、オリジナルのジグソーパズルを楽しめるソフト。プレイするたびに自動生成されるピースをマウスで動かし、元の画像を復元する。パズルのサイズやピース数は設定で変更できる。「mujig」は、手持ちの画像ファイルを使って、誰でも簡単にオリジナルのジグソーパズルを作れるソフト。元になる画像を¥mujig¥dataフォルダにコピーするだけでよく、あらかじめパズル用にサイズを調整しておくといった手間は必要ない。利用できる画像はBMP/JPEGの各形式。¥dataフォルダにコピーするほかにも、任意の場所にある画像ファイルや、Internet Explorerで表示されている画像を「mujig」ウィンドウにドラッグ&ドロップすることでも、その画像をパズルにすることができる。
画像ファイルが読み込まれると、あらかじめ設定しておいたパズルのサイズとピース数に応じてピースが自動生成されるので、あとはマウスでピースをドラッグしてパズルを完成させればよい。ピース数は20〜300の7段階から、パズルのサイズは「伸縮なし」と200〜700ピクセルの計6段階から選べる。
ピースはマウスの左右ボタンのクリックで、時計回りまたは反時計回りに90度ずつ回転する。オプション設定により、ピースの回転を行わないようにしたり(ピース生成時に本来の角度で表示されるので、回転の必要がない)や、逆にドラッグで任意角度で自由に回転できるようにすることも可能。生成時にピースを反転(裏返し)にする/しないといった設定できる。
ぴったり合うピースがあると互いに自動吸着するので、途中までできあがった絵を動かしても崩れることはない。
プレイを助けてくれるガイド機能が用意されており、サブウィンドウに完成図を表示させることができるほか、選択中のピースの位置を完成図上に赤い枠線で表示させることもできる。背景に完成画像を表示させることも可能だ。
ウィンドウのタイトルバーには、現在選択しているパズルのサイズとピース数、残りのピース数とプレイ開始(ピースの自動生成が終わった時点)からの経過時間が表示される。プレイ途中で「mujig」を終了する場合は、その時点の状態を保存して、あとから続きをプレイすることもできる。
そのほか、ウィンドウ背景色や効果音をカスタマイズすることが可能。「mujig」本体とは別に、ピースのデザインを変更するためのツール「mujigrc」が付属し、スプライン曲線を編集するような感覚で基本形状をカスタマイズできるようになっている。