サイズを指定してのファイル分割や、分割ファイルの連結を行えるユーティリティ。圧縮・展開(解凍)機能を備えており、ファイルを圧縮しての分割などを行うことも可能。「みやぶん太【ファイル分割・連結】」は、サイズの大きなファイルをいくつかのファイルに分割し、フロッピーディスクなどに保存できるようにするためのソフト。分割サイズは、保存メディアに合わせてあらかじめ設定されたサイズから選択することも、任意サイズを指定することもできる。分割ファイルの連結を「みやぶん太」で行うことができるほか、分割時に連結用バッチファイルを作成すれば、「みやぶん太」のない環境でも連結できる。
分割は分割元のファイル、分割サイズ、出力先を指定して行う。分割元ファイルの登録は、リストにドラッグ&ドロップするだけでよい。分割後のファイルサイズは、256KB〜650MBの固定サイズ10種類から選択するか、最大4GBまでの任意サイズで指定できる。分割後のファイル数は、分割実行前に確認できる。出力先にフロッピーディスクを指定することも可能で、フロッピーディスクの初期化も「みやぶん太」のメニューから行える。
分割時には「連結用バッチファイルの生成」「分割ファイルのタイムスタンプを分割元ファイルに合わせる」「分割ファイルを圧縮する(出力先がハードディスクの場合)」「ファイル名でフォルダを作成して、その中に分割する」といったオプションを設定できる。分割中にエラーなどで強制終了した場合には、エラー以降のファイルから再開できるようになっている。
分割ファイルの連結は、分割情報ファイル(拡張子.000)、連結先フォルダ、連結後のファイル名を指定して行う。分割時に連結用バッチファイルを作成した場合は、バッチファイルを実行するだけで連結できる。連結を実行する環境に「みやぶん太」がインストールされている必要はない。
ファイルやフォルダを圧縮して分割することも可能。画面で「圧縮」を選択し、圧縮対象のフォルダ/ファイルを指定して圧縮を実行すると、そこで生成されたアーカイブファイルが分割ファイルリストに登録され、そのまま分割処理を行えるようになっている。対応するアーカイブ形式はLZH/ZIP/CAB。連結してできたアーカイブファイルをその場で展開することもできる。
そのほか、デスクトップ上のショートカットアイコンへのドラッグ&ドロップによる分割や、コンテキストメニューへの「みやぶん太で分割」の追加、コマンドラインからの起動オプションによる分割など、さまざまな方法で機能を呼び出すことが可能だ。