「OTAMA」に限りませんが、私の場合、ゲームを作るときほとんど準備をしません。適当に絵を描いたりモデルを作ってから、とりあえずそれを動かしてみます。操作方法や動き方などをいろいろ試して、自分なりに気に入ったらそこではじめて構想を練ります。といっても、何が起こったら楽しいか、何が来たら困るかなどと、そのつど考えるので、やはり計画性は皆無です。このようにいい加減なアドリブ開発をしてると、当然困ることが出てきます。まず、スクリプトが大変なことになってます。それから、テストプレイのしすぎでゲームがやたらとうまくなってしまい、自分では難易度がわからなくなってしまいます。さらに、作ってみないと何ができあがるかわからないということもあります。
しかし、最後の「何ができあがるかわからない」ということは、私にとっては重要なことであり、楽しみでもあります。最終形が見えると創作意欲が急速に失われてしまう性格でして、逆にいうと、先に計画を全部立ててしまうと、その時点でお腹いっぱいになって、もういいか……というふうになってしまいます。
ソフト作者としては失格かもしれませんが、趣味ですから楽しくなければ意味がないので、これからもそんな感じだと思います。
最後に
私のような性格でもソフトを作れる「HSP」を無料で公開されているオニオンソフトさんに感謝します。
(TRRN)