静止画や動画、サウンドを素材にして、スライドショウを簡単に作成・再生できるソフト。豊富な画面切り替え効果や、画像ごとのキャプション表示機能を使って、おしゃれなスライドショウを手軽に楽しめる。スライドショウのシナリオを自動作成する機能もある。「HIDE-G SCENARIO MAKER/PLAYER」は、スライドショウのシナリオを作成する「SCENARIO MAKER」と、再生を担当する「SCENARIO PLAYER」の二つのプログラムから構成されたスライドショウソフト。シナリオを作成して、オリジナルのスライドショウを楽しめるだけでなく、シナリオなしでも、画像を用意するだけで、凝った演出がされたスライドショウを自動再生させることができる。
「SCENARIO MAKER」では、静止画(BMP/JPEG)、動画(AVI/MPEG)、サウンド(MP3)を素材にして、スライドショウのシナリオを作成できる。静止画はサイズに関係なく使用できるが、表示は640×480ビクセルで行われるため、アスペクト比(横と縦の比率)が4:3であることが望ましい。動画は320×240ピクセルのサイズのみ使用できる。
シナリオは、素材を表示順に並べていく形で作成する。各素材に対しては、表示開始までの時間や次のステップに移るまでの時間、画像表示時の画面切り替え効果、表示時の効果音のON/OFF、説明文の内容などを設定できる。特に、画面切り替え効果では、ブラインドやスワップなど17種類のフェードイン効果のほか、別に用意したBMP画像をオーバーラップ表示させる「重ね」や、画像を時計/反時計回りに90度回転させて表示する「15/45分回転」などを指定することができる。ユーザがシナリオの内容を指定する代わりに、「SCENARIO MAKER」がシナリオを自動作成する「お任せシナリオ」機能を使うこともできる。
素材ごとの指定とは別に、画像やサウンドのフェードアウト、説明文の消去、エンドタイトルの表示、スタッフロールの表示といった「アクション」も指定できる。スタッフロールは映画のエンドクレジットのように、テキストをロールアップしながら表示する機能だ。
編集中のシナリオは、随時テスト再生を行って、内容を確認することができる。
「SCENARIO PLAYER」は、「SCENARIO MAKER」で作成したシナリオをもとにスライドショウを再生するソフト。起動時に画像があるフォルダを指定すると、その中からシナリオデータファイルを探し、それにもとづいて再生を行う。シナリオデータがなくても、「Auto Mode」機能によって、「PLAYER」自体が自動的にシナリオを生成して再生する。
配布アーカイブファイルにはAutorun.infファイルが同梱されており、スライドショウを自動実行するオリジナルCDの作成も簡単に行える。