ソフトを開発しようと思った動機、背景
ソフト、ハードを問わず“生活を楽しく便利にする”アイデアを考えることが大好きで、日常目にするものがみな開発のテーマになっています。Web検索は骨の折れる仕事でしたから、改良の対象になりました。もう4年近く前になりますが、ふと「単語やフレーズを指定して、その上をクリックしたらそれを検索に渡す」ようにすれば便利ではないか、と思いついたのです。つまり、調べたい言葉をマウスで反転させてクリックするだけで検索ができるというものです。すぐに、これはリンクをクリックするのと同じ要領だと気づきました。このあたりの経緯につきましては私のホームページの「FAQ」にも書かせていただきました。開発中に苦労した点
反転部の上で左クリックするという操作方法はWindowsには備わっていなかったので、周囲のプログラマさんたちに了承していただけるまでに時間がかかりました。
ユーザにお勧めする使い方
「オンクリック」を実際に使うと、とにかくスピーディなんです。また選択した単語やフレーズに、ユーザが自分でリンクをつけているかのような不思議な気分にもなれます。ネットサーフィンの真の醍醐味を味わうことができるのです。お勧めの使い方は、サイト内検索と組み合わせた「ニュース記事のはしご」ですが、関連したトピックが瞬時に拾い出せてとてもおもしろいのです。例えば現状の設定では「共同通信社」のニュースサイトで、記事のはしごをお試しいただけます。また「青空文庫」では、ある作品に関連する用語やテーマや作家をなんなくピックアップすることができます。学校などでレポートを書く際にも役立つことでしょう。
今後のバージョンアップについて
次のバージョンでは、ご要望の多い検索窓を出すメニューを付けたいと思っています。検索窓はなくてもよいと主張している手前、ほんとうは付けたくないのですが、キーワードの編集用にあれば、確かに便利です(笑)。また、サイト内検索の機能を充実させたいです。学校内や会社内のデータベースを参照するためのツールにしたいと考えています。このほかにも実現したいことがたくさんたくさんあります。ホームページの「今後の開発予定」をぜひご覧ください。
いまは「オンクリック」とその思想を、日本から世界中に広めることが夢です。この操作方法が広まって、「今後のWeb検索の標準」になることができれば本望です。ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
(岡部 俊彦)