通常、ツールバーやメニューから行う機能を、特殊なマウス操作で呼び出せるようにするWebブラウザ機能拡張ツール。Internet Explorerをはじめ、さまざまなWebブラウザに対応する。「Browser Assistant」は、Webブラウザにおけるマウス操作を拡張し、より使い勝手を高めてくれるソフト。Webブラウザではあまり使われないマウスの右ドラッグのほか、右ダブルクリックなどでさまざまな操作を行えるようにする。例えば、ブラウザ画面中でマウスボタンを右クリックし、そのままポインタを右方向へ移動して放す操作を行えば、ツールバーの「進む」ボタンを押したのと同じ効果が得られる、といった具合だ。
割り当てられる操作は「戻る」「進む」「更新」「ホーム」など、ツールバーから選択できる機能を中心とした13種類。この中には「【Shift】+左クリック」といった操作なども含まれる。上下左右の4方向にそれぞれ違う操作を割り当てることができるため、ドラッグする方向の違いで、実行される操作を変えることも可能だ。
また、右ドラッグだけでなく、右クリックをしたあとすぐに左クリックする右→左クリックや右ダブルクリック、ホイールクリックに対しても、13種類から選択して操作を割り当てられる。
さらに、右ドラッグおよび3種類のクリックについて【Shift】/【Ctrl】を「同時押しキー」に設定し、別の操作を割り当てることが可能で、同時押しキー「なし」も含めれば、ひとつのアクションに対して3種類の操作を設定して、使い分けることができる。
設定は、タスクトレイアイコンのダブルクリックなどで環境設定画面を呼び出して、簡単に行える。
対応するブラウザは「Internet Explorer 5.5/6.0」をはじめ、「Mozilla」や「Opera」、さらに「MDIBrowser」やそのほかのIEコンポーネントブラウザ。現在のバージョンでは「Netscape」には対応していない。