ロールプレイングゲームとパズルを組み合わせたようなテイストの“パズルチックアドベンチャー”ゲーム。広大なマップの中を移動しながらアイテムを見つけ出し、随所に設けられた仕掛けやパズルをクリアしてゆく。「カムの島わたり」は、ちっちゃなロボット「カムカム」を操り、「ひも」と「ブロック」の二つのアイテムを駆使して島から島へと渡り歩かせるパズルゲーム。やんちゃなカムカムは、CON博士の怒りを買って、不思議な世界の見たこともない孤島に置き去りにされた。もとの世界に戻るには、この世界の王様においしいものを届けて、そのご褒美として帰り方を教えてもらわなければならない。そこでカムカムは、おいしいものを求めて、この世界をくまなく探索するというストーリーだ。
ただし、カムカムはロボットなので泳げない。彼が海を渡るには、先に杭の付いた「ひも」を身体に縛り付け、溺れないように注意しながら海に入り、茶色い「ブロック」を足下に積んで道を作るしかない。もちろん「ひも」の長さには限りがある。しかも、杭を打てるのは緑色の草地だけ。遠くにある島に渡るには、「ひも」を一杯集めて長さを長くしなくてはいけない。
持ち運べるブロックの数にも制限がある。一度に運べるブロックの数を増やしたければ「力の出るお守り」を集める必要がある。しかも、「高さ」の概念があり、カムカムが登ることができるのはブロック1枚分の段差だけ。高いところに登るには、ブロックを階段状に積み上げなくてはいけない。また、うっかり穴に落ちて、動けなくならないよう注意も必要だ。
このような数々の制約のなか、何とか工夫してカムカムが渡れる道を作り、移動できる範囲を広げて、この世界をくまなく探索するのがゲームの目的。実際のゲームの操作法や進め方、ヒントなどは、プレイ中にこの世界の住人と会話をすることなどで聞き出せるる。「タネ」を通貨にして、情報やものを売ってもらうこともできる。
マップ上には「ワープゾーン」や各種の「スイッチ」があり、これらを上手に利用することもゲームのポイント。マップのところどころには、パズル要素の非常に強いゾーンも用意されている。
画面モードはウィンドウモードとフルスクリーンモードの2種類。ゲームの開始時に「音楽を消す・鳴らす」「効果音を消す・鳴らす」のオプションを選択できる。