遊び心たっぷりのカード型データベースソフト。カードにはテキストのほか、画像/音声ファイルやURL、メールアドレスなどを登録することができる。HTML出力にも対応している。「Short Idea Note 3」は“簡単に・楽しく”をテーマに作られたパーソナルユース向けのデータベースソフト。カードのまとまりを1ファイルとして管理し、データベースを構築する。カードには、全角30,000文字が入力できる「メモ」のほか、カテゴリーを入力する「ジャンル」、見出しとなる「タイトル」、表情のワンポイントイラストの「マーク」を入力できる。カードは1ファイルにつき最大30,000枚まで登録できる。設定で縦書き入力にすることも可能だ。
大きな特徴は、画像や音声などの各種データファイル、URL(Internet Explorerのショートカットファイル)、メールアドレス、実行ファイルをカードに埋め込めるということ。画像(BMP/JPEG/PNG)の場合はプレビューが表示され、音声(WAVE/MIDI/AU/MP3/WMA)の場合は試聴が可能。それ以外のデータファイルの場合は関連付けされたアプリケーションで開くことができる。もちろんURLはブラウザで閲覧できるし、メールアドレスならメーラが起動する。登録はファイルの指定やの直接入力(メールアドレスなど)のほか、ファイルのドラッグ&ドロップで簡単に行うことができる。
ファイル内のカード群は一覧表示で確認することができるほか、ジャンルやマークなどで分類し、一覧できるツリービューも用意されている。AND/OR検索も可能な検索機能を備えており、検索結果の一覧表示からカードの削除を行うこともできる。
カード群は、テキスト、CSV形式、HTML形式での出力が可能。CSV形式での保存は、設定画面からは記入日や更新日の入力、改行マークなとの代用文字の指定ができる。また、HTML形式での保存はカードの一覧表示(検索結果の一覧を含む)を出力するもので、文字や背景色などの詳細指定、機種依存文字の変換、登録された画像/音声ファイルの埋め込み(画像はサムネイル表示に対応)、登録されたURLやメールアドレスのリンク、縦組み表示など、詳細な指定が行える。
そのほか、カードの文字フォント/サイズ変更、ジャンルの選択肢の追加/削除、出力先指定などが可能。シェアウェア版のほかに、細かな設定変更などに非対応のフリーソフト版もある。