インストール済みのフォントを高速に表示し、まとめて印刷できるフォントユーティリティ。設定できるオプションが豊富で、色やサイズを変更できるだけでなく、段組を使った印刷やHTML出力もサポートしている。「フォント一覧印刷君」は、パソコンにインストールされているフォントを豊かな表現力で表示・印刷できるフォントユーティリティ。フォントが大量にインストールされていても、高速に動作する。画面は、インストール済みのTrueTypeフォントを一覧表示するフォントリスト、選択したフォントを拡大表示するフォントイメージ表示エリア、フォントの色やサイズの変更や印刷設定を行う操作パネルの3フレームで構成される。フォントリストでフォントを選択して「印刷」ボタンを押せば、すぐに印刷される仕組みだ。
フォントの選択に際しては「簡単選択」機能が用意され、「全て選択する」「選択を反転する」「日本語フォントのみを選択」などを、メニューから簡単に指定できるようになっている。また、サンプル1行が表示されるフォントイメージエリアをクリックすると、フレームが拡大し、最大6行の文字を参照することができる。
設定パネルは機能別に「文字列設定」「印刷設定」「HTML設定」「文字色設定」の4つのタブで分類されている。印刷の例文を設定する「文字列設定」では、日本語/欧文など、表示させたいフォントに合わせて文字列を設定できる。フォントイメージ拡大時の例文変更も可能だ。「文字色設定」では、色の選択や詳細なRGB値を設定することができ、印刷するフォントの色を決められる。
「印刷設定」では、フォントサイズや上下左右の余白設定だけでなく、段組の指定もできるので、多くのフォントを1枚に収めたい場合などに便利だ。「HTML出力」では、フォントのサイズ調整や、1枚に入れるフォントの数を指定してHTMLに出力することができる。印刷/HTML出力のいずれでも、全フォント数と出力したフォント数、日本語/欧文フォントなどの内訳が表示される。4つのタブ以外にも、太字/斜線/下線/打消といった表示指定のボタンが用意されている。
フォントリストでの表示をMSゴシックに統一し、リストのスクロールを軽快に行える「高速モード」、リストの表示サンプルを任意の文字列に統一できる「カスタムモード」なども備えている。