開発する上で注意したこと
「女子高校生が楽しく・簡単にメール送信できるソフト」がコンセプトでした。今まで、いくつか使いやすいGUIを意識して作ってきましたが、今回はさらに超初心者をターゲットにして、使いやすさをとことん追及しました。(1)使いはじめて1分で絵文字メールが送れるソフト! (2)楽しくメールのできるソフト! (3)利用者が次に行う操作を自動的にしてくれるソフト! を目標にしました。(1)は、iモード絵文字をいかに手軽に利用できるかを重点におき、絵文字の貼り付け操作をできるだけ簡単にできるようにしました。(2)は、たくさんの顔文字を用意することで、ほかの人とは一味違うメールの文章を作る楽しみを味わってもらおうと思いました。初心者の多くは、顔文字の作り方がわからず、単調な顔文字しか使っていないのが現状だと知ったからです。(3)は、メール送信後、自動的にアドレス帳ダイアログが表示されたり、本文編集時にはプレビュー画面へ自動切り替えしたりと、次に行いたい操作を予測して自動化するようにしました。
あいぷっちの名称の由来
女子高生に使ってほしいソフトなので、名前もできるだけかわいく親しみやすい名前を考えました。「あいぷっち」と聞いて大半の方が想像できると思いますが、「あい」は、NTTドコモのiモード。「ぷっち」は小さい・コンパクトという意味を込めました。ぶっちゃけると、モーニング娘のブッチモニから取りました。作者が「ブッチモニ」の歌がお気に入りだったのと、国民的にも人気のあるグループからの名前だったら、大変光栄だな! と思ったからです。ブッチモニの方は迷惑ですけど(^^;。
今後のバージョンアップについて
次期バージョンを11月10日に公開します。このバージョンでは、編集中のメールを一時保存できるようにしています。また、FOMAの5,000文字分割送信にも対応しています。
チャッピーのパパが目指すもの
ユーザが求めるものは、フリーで高機能な優良ソフトです。作者もいくつかのソフトをフリーで提供していまが、シェアウェアにしないと採算が合わないソフトも出てきます。最近、携帯電話に関連するソフトに興味を持っているのですが、携帯電話のメール送受信には、パケット料がかかります。テストを何度も重ねるとその月の請求額は、結構な金額になってしまいます。そうなると自己満足だけで、続けていくことは困難になります。当然、シェアウェアとなるとサービス面も要求されます。
作者は、(1)定期的なバージョンアップ、(2)できる限りのユーザ要望の反映、(3)使い勝手のよい画面インタフェースの提供、の3点に重点をおいて取り組んでいます。これらを実現するには、いろいろなユーザの意見を聞き入れ、検討していく必要があります。作者とユーザの意見交換の場!──それがBBSと考えています。ソフトを開発するのは作者ですが、優良なソフトに育てていくのはユーザの方です。ユーザと一緒になって仕上げていくソフト!──これが作者の目指すものです。そうすればユーザの方もソフトに対する愛着が湧くはずです(^^;。シェアウェアソフトの理由も含めて、ご理解していただければ幸いです。
(山内 一也)