洗練された画面デザインが印象的なPIMソフト。スケジュール管理、住所管理、タスク管理などの機能を備え、1本で総合的な情報管理が行える。「TOM's DesktopPad2001」は、機能的にもデザイン的にもすっきりとまとまったPIMソフト。大きく分けて「スケジュール帳」「アドレス帳」「タスク管理」「クリップメモ」「フリーハンドメモ」の五つの機能を備えており、メイン画面となる「オペレーションウィンドウ」から、目的の機能をワンクリックで呼び出せる。「スケジュール帳」と「アドレス帳」はオペレーションウィンドウの中に、そのほかの「タスク」などは別ウィンドウを開いて表示する。シンプルな操作性で、はじめてでもとまどうことなく使える。
「スケジュール帳」は、登録した予定を1ヵ月単位で表示する「カレンダー」と、用件ごとに1週間単位(または1日単位)で表示する「アクションリスト」から構成され、タブで切り替えて使用する。「カレンダー」に登録できるのは予定の内容だけだが、「アクションリスト」には用件名のほか、場所、メモ、開始時刻・終了時刻を登録することができ、すべての登録項目の内容を一覧できる。「カレンダー」は「国民の休日に関する法律」に完全準拠。ユーザがオリジナルの記念日などを設定することも可能だ。
カード型の「アドレス帳」では、例えば「仕事関係」のようにフォルダツリーでカテゴリー分類して、個人情報を管理できる。登録できる項目は、氏名(ふりがな)、住所、電話番号/携帯電話、メールアドレス、ホームページのURLなど。メールアドレス/URLが登録されていれば、「アドレス帳」からワンタッチでメーラ/ブラウザを起動し、メールの送信、ページの閲覧が行える。登録された氏名をキーワードに、Googleで検索を行うこともワンクリックでできる。
「タスク」はToDoリストのこと。タスクごとに重要度を設定でき、終了したタスクにはチェックを入れて、進行中のものと区別できる。「クリップメモ」は、ちょっとしたメモをとっておくためのもので、付箋紙のようにデスクトップに貼ることができる。「フリーハンドメモ」はその名の通り、フリーハンドで描画するメモ。アイデアスケッチなどに便利な、おもしろい機能だ。
そのほかにも、アラームやチャイムを鳴らすことができる「インスタント時計」機能がある。毎時ちょうどにチャイムを鳴らせるほか、指定時刻にアラームを鳴らすこともできる。選択できるサウンドは3種類。アラーム時刻は、いまから3分後/5分後の設定も可能だ。
スケジュール帳、アドレス帳のデータは、vCalendar/vCard規格でのインポート/エクスポートが可能で、同規格に対応したアプリケーションや携帯端末と情報交換を行える。また、ユーザ名とパスワードを設定することで、マルチユーザ環境でも安心して「TOM's DesktopPad2001」を使える。