複数ファイルのファイル名を一括して変更できるリネームソフト。プレビュー機能やUndo機能などを備えており、安心してリネーム操作が行える。「RenameCat」は、設定したルールにしたがってファイル名のリネーム(ファイル名変更)を行えるソフト。ファイル名がどのように変更されるかを事前に表示するプレビュー機能、変更したファイル名を元に戻すUndo機能といった機能を備える。インタフェースがわかりやすく、はじめてでもとまどうことなく使うことができる。
操作方法は、(1)変更対象とするファイルを選択して、(2)どのようなパターンで変更するかを設定し、(3)実行するだけでよい。ファイルの選択は、特定のフォルダにあるファイルを一括してすべて選択できるほか、拡張子での選択、任意のフィルタ文字列を指定しての選択などが可能。エクスプローラからファイルをドラッグ&ドロップして、変更対象に加えることもできる。
処理できるリネームのパターンは多彩だ。選択ファイルに連番を付ける「連番付加」や、ファイル名の先頭や末尾に特定の文字列を付加する「接頭語・接尾語」、拡張子だけを変更する「拡張子」、ある文字列を別の文字列に置き換える「文字置換」、大文字/小文字、カタカナ/ひらがなの相互変換、さらに、リネームとはやや異なるが、ファイルの日付を特定のものに変更する「ファイル日付設定」や、リードオンリーなどの属性を変更する「ファイル属性変更」、ファイル一覧からURL文字列を作成する「URLリスト作成」といった処理が可能だ。これらの処理パターンは画面右側のリストから選択するが、選択した機能によって画面下部の表示が切り替わるようになっており、関係のない項目は表示されないため、わかりやすい。
大きな特徴が、プレビュー機能とUndo機能を備えていること。プレビュー機能は、リネームを実行した場合に、元のファイル名がどのように変更されるのかを一覧できるもので、実行前にプレビュー機能で確認しておけば、意図しないパターンでファイル名が変更されるのを防げる。
実際にリネームを実行したあとでも、Undo機能を使えば、変更したファイルを元の状態に戻すことができる(日付や時刻の設定といった、ファイル名変更以外の操作は除く)。リネーム操作がどのように行われたかは、CSVファイルに保存しておくこともできる。CSVファイルの情報を元にしてファイル名を元に戻すことも可能で、通常のUndo機能とあわせて利用すれば、より安心だ。
そのほか、ファイルのコピーや移動機能もあり、対象ファイルをリネームしたあとに、指定のフォルダにコピーまたは移動することができる。