スケジュール管理、ToDo管理、プログラムランチャ、メモ、日記、メールチェッカなど、多彩な機能を搭載した多機能デスクトップユーティリティ。「Zclone98」は、「デスクトップに置いておきたい便利な機能」を満載した常駐型の統合ユーティリティソフト。日付・時刻とともに空きメモリ容量を常に表示するコンパクトなメイン画面のほか、タスクトレイメニューからも簡単に各機能を呼び出すことができる。メイン画面に置いたマウスポインタの位置によって開くコンテキストメニューが変わるなど、高い操作性を持っている。
スケジュール管理機能には、予定を書き込む通常の「スケジュール」と、指定時刻にメッセージを表示する「ポップアップスケジュール」がある。「ポップアップスケジュール」では、メッセージの表示以外にもアプリケーションの起動、サウンドの再生、画像の表示などを指定することが可能で、画像を「壁紙にする」という設定にすれば、壁紙チェンジャとしても使える。おもしろい機能として「ポップアップメッセージをメール送信する」機能があり、送信先に自分の携帯電話のメールアドレスを指定しておけば、どこにいてもメッセージを受け取れるようになる。「ポップアップスケジュール」の動作タイミングは、時刻のほかに、Windowsを起動してからの経過時間で設定することも可能だ。登録したスケジュールは「スケジュール管理」ウィンドウで簡単に修正できる。特に日時を指定する必要のない仕事は「ToDo Board」で管理する。
ランチャには3種類の機能が用意されている。「ランチャーメニュー」は、その名の通りのメニュー型のランチャで、2階層の階層型メニューが作れる。アイテムの登録は、設定ダイアログにエクスプローラからドラッグ&ドロップすることで簡単に行える。「コマンドランチャー」は、キーボードからのコマンド入力でアプリケーションを起動できる機能。パスの通ったフォルダのアプリケーションだけでなく、専用のフォルダにショートカットを置いたアプリケーションも起動できる。専用フォルダにショートカットを置いた場合は、アプリケーション名の一部を入力するだけで、残りの部分を補完してしてくれる補完機能を利用できる。もうひとつが「関連付け起動」で、Windowsの関連付けとは別の、「Zclone98」独自の関連付けでアプリケーションを起動できる。開きたいファイルを【Ctrl】キーを押しながら、「Zclone98」のウィンドウにドラッグ&ドロップするだけでよい。
「メモ」「日記」「ToDo Board」では、リッチテキストを使用できる。さらに「メモ」「日記」では、画像を貼り付けて保存しておくことも可能だ。また、「メモ」の内容を付箋として、デスクトップに貼り付けておくこともできる。
そのほか、3種類までのアカウントのメールチェックができる「メールチェッカー」、検索機能も備えた「簡易電話帳」、誕生石やバイオリズムが表示される「誕生日管理」、さらには「日数計算」「減算タイマー」「月経周期計算」といった機能まで、数多くの機能を備えている。