かわいい猫を調教し、レースに勝たせていく育成シミュレーションゲーム。プレイヤーは猫君のオーナー兼調教師となり、最高峰のレースを制して幻の称号を手に入れることを目指す。「11種猫君ダービー」は、競走馬育成シミュレーションの猫版といえるソフト。猫ならではの“かわいらしさ”をより前面に押し出しているのが特徴だ。プレイヤーは最初に「猫君」と呼ばれる競走猫を選択し、名前と性別、特徴(スピード/スタミナ/健康など)を設定する。選択できる猫君は、トラ猫、シャム、チンチラ、アビシニアン、アメリカンショートヘアなど11種類が用意されている。
ゲームは水曜・木曜に調教を行い、週末にはレースと1週間単位で進行する。プレイヤーは調教メニューを設定し、クラスに合ったレースに出走させて育てていく。猫君には最初に設定した特徴のほか、早熟/晩成などのタイプがあるので、それぞれの猫君に合った調教内容やレースの選択、レースでの戦法(逃げ/先行/差し/追込)を考える必要がある。
猫君に疲労がたまってきたら、休養(1ヵ月)を与えて休ませる。体調は猫君の仕草でも判断できるが、マメに猫君に話しかけ、コミュニケーションを取ることが大切だ。また、他の猫君たちの成績や体調を見て、レース選択の参考にすることも可能だ。
レースは細かくクラス分けされ、新猫戦からはじまって未勝利戦−70万下−200万下−700万下−Dクラス−Cクラス−Bクラス−Aクラス−Sクラスと、それぞれのクラスを勝ち上がって、次のクラスに進むことになる。一部のレースではハンディキャップ付きで下級条件のレースにも出走できる。また、Aクラス以上のレースは、自分の猫君が出走していなくても観戦することができ、レース前後には新聞が発行されて予想や結果を見ることもできる。Aクラス戦の勝ち馬一覧や、年末には最優秀競走猫の表彰などもある。
Bクラス以上のレースを勝つと、猫君には「強猫」「白い疾風」「雷神」などといった称号(レースの格や性別、猫種によって異なる)が与えられる。猫君は、年齢や成績不振などの理由で引退(ゲーム終了)となってしまうが、引退までに、シークレットとなっている最高位の称号を手に入れることが大きな目標だ。