システム状態の確認やメモリの解放、簡易ランチャ、圧縮・展開など、多彩な機能を持った常駐型ユーティリティ。超小型な操作ウィンドウから、ほとんどの機能をボタン一つで呼び出せる。「X」は、非常に多機能なデスクトップユーティリティソフト。ボタンとプルダウンメニューを組み合わせた小さなウィンドウとサブウィンドウから、システム情報表示、メモリ解放、ランチャ、ファイルの圧縮・展開や分割・結合といったさまざまな機能を呼び出すことができる。
システム情報表示機能では、(1)使用PCの情報(ユーザ名やコンピュータ名、OS、CPU、IPアドレス、HDD総容量・空き容量など)、(2)リソース(システムリソース/GDIリソース/ユーザリソース:Windows 95/98のみ)、(3)物理メモリ容量(総容量/使用容量/空き容量)、(4)CPU使用率(Windows 95/98のみ)、(5)DLL情報、と幅広い情報を確認できる。このうちDLL情報では、インストール済みの圧縮・展開用のDLLファイルとそのバーションを一覧表示する。
メモリ解放機能は、容量を指定して(16MB〜1GBまで)物理メモリの解放を行うもの。2回連続で解放を行う「ダブルクリーン」、指定時間ごとに自動的にメモリ解放を行う「オートクリーン」機能もある。
ボタン型のランチャ機能では、ドラッグ&ドロップするだけでアイテムを登録できる。最大20アイテムを登録できる。
圧縮・展開では、LZH/ZIP/CAB形式の圧縮と、LZH/ZIP/CAB/RAR/TAR/GCA形式の展開に対応する。さらに、見た目はGIF形式の画像に見える“偽装ファイル”の作成と復元も可能だ(ファイルにパスワードを設定する“極秘ファイル”の作成も可能)。
ファイル分割機能では、大きなファイルを“.001” 〜“.999”の拡張子が付いた複数の小ファイルに分割できる。分割サイズの設定や分割ファイルのリスト作成、結合のためのバッチファイルの作成も可能だ。分割したファイルは結合機能で元に戻すことができる。
そのほか、即時または時間を指定してのシャットダウン/再起動、スクリーンセーバの起動、時計機能やメモを書き込めるカレンダー機能、メールチェック機能なども備えている。
スキンに対応しており、作者のホームページからデータをダウンロードするなどで、外観を変更することもできる。