LAN内でメッセージやファイルのやりとり、スケジュールの共有・管理ができるソフト。かわいいだけのキャラではなく、絶滅のおそれのある希少動物をマスコットにしているのが大きな特徴だ。「エコなび」は、絶滅の危機に瀕する動物をデスクトップマスコットに採用したコミュニケーションツール。マスコットは、大アルマジロやヨーロッパハタリス、ライオン、オオサイチョウ、グレビーシマウマ、シロサイの6種類から選択できる。選択したキャラはデスクトップに常駐し、今日の予定をフキダシで表示する。メッセンジャー機能やスケジュール管理機能などを備えており、キャラの右クリックで呼び出せる。
メッセンジャー機能は、LAN接続された「エコなび」ユーザに対して、キャラがメッセージや添付ファイルを届けるというもの。複数ユーザへの同時送信や返信も可能だ。送信相手のユーザをあらかじめアドレス帳に登録しておく必要があるが、アドレス帳を呼び出すと、現在接続中のユーザを一覧表示してくれるので、そこから「ともだち」「お仕事」「グループ1〜3」などのグループ別に、簡単に登録できる。アドレス帳への登録は直接IPアドレスを入力して行うことも可能だ。
スケジュール管理機能は、月間カレンダーに予定の日時や内容を登録できる機能。スケジュールは1回限り/毎日/毎週/毎月の指定が可能で、項目ごとに他のユーザと共有する/しないの設定も行える。自分や他のユーザに対して、指定日時にアラームで知らせる「お知らせ」機能もある。カレンダーは、壁紙の切り替えや祝日などの設定が行える。
なお、作者のホームページでは、住民登録(無料)することで、掲示板やチャットが利用できる「エコビレッジ」というコンテンツが提供されている。ここでは、ニホンオオカミなどの追加キャラがダウンロードできるほか、コンテンツ内で行動することによって、失われた村の自然を取り戻していくという仮想現実の世界が体験できる。