ソフトを開発しようと思った動機
シェアウェアをいくつか登録するようになって、シェアウェアコードの管理をしたいと思ったのがそもそものきっかけです。さらにメールソフトやFTPソフトの設定をするたびに、ワークステーションのログインアカウントやインターネットプロバイダのアカウントの情報が記された紙の書類やメールを引っ張り出してくるのがとても面倒で、そういう情報をまとめて管理したいと思うようになりました。こういう個人的な情報はいろいろと種類は多くても、それぞれの数は多くないので、市販の汎用データベースソフトを使うのは大げさすぎると感じ、小回りの利く小型のデータベースを作ろうと思い立ちました。開発中に苦労した点
Macintoshでソフトを作成すること自体が初めてのことだったので、最初はわからないことばかりで苦労しました。それでもこうやってレビューしてもらえるまでに作り上げられたのは、親切に教えてくださった方々のおかげと感謝しています。ソフトの動作に関しては「シンプルかつ十分な機能」にしたいと考え、わかりやすいインタフェースを実現するために、機能との兼ね合いを決めるのが難しかったです。
ユーザにお勧めする使い方
まずは、このソフトの開発の動機でもあるシェアウェアのコードの管理です。ソフト名、バージョン情報、シェアウェアコードとともに作者のメールアドレスやダウンロードサイトのURLをソフトごとに記録しておきます。そうすれば、再度シェアウェアコードが必要な場合にすぐに確認できますし、またワンクリックでダウンロードサイトもブラウザで開けます。シェアウェアだけでなくフリーソフトについても記録しておけば、例えば新しい本体を買った時やハードディスクの交換を行ったときなど、この記録したファイルさえあれば、いちいちインターネット上で検索することなく、簡単にダウンロードサイトへ行ってソフトをダウンロードすることができます。
それからインターネットをしていると、オークションサイトや会員制のWebサイト、メーリングリストにメールマガジンと、いろいろと登録をする場面が出てきますよね。このようなサービスにいろいろと登録していくと、だんだんどこに登録しているかが把握しきれなくなってきます。こういった登録内容について記録しておきますと、例えば自分のメールアドレスが変更になる場合に、登録の変更をすべきサービスがひとめでわかって、とても便利です。
ソフトウェアのアーカイブに同梱のサンプルファイルでは、これ以外の使い方も例として示しておりますので、ぜひご覧ください。
今後のバージョンアップ予定
特に大きな機能の追加は現在のところ予定していません。Mac OS X対応も考えてはおりますが、しばらくは自分自身がOS Xを導入するつもりがありませんので OS X対応はもう少し先になると思います。
(馬場 浩太郎)