意表を突いた展開が連続する、シリアスかつギャグ満載のアクションRPG。主人公の「牛」とガラの悪い神様を操り、悪政を敷く王を倒すのが目的だ。戦闘はすべてリアルタイムアクションで行う。「アクト」は、人間に殺された恨みを抱いたまま転生した「牛」が主人公のアクションRPG。転生してからは人間の善意に触れ、復讐心を失っていたが、ある日、国王の「牛撲滅キャンペーン」によって牧場が壊滅させられてしまう。牛は、口と性格の悪い神様と手を組んで、王を倒すため旅に出る……というストーリーだ。
「RPGツクール2000」を使用して作られているが、戦闘がリアルタイムアクションで行われることが大きな特徴で、プレイヤーは牛を操り、二つのキーで、攻撃、敵の攻撃のプロテクト、無敵技(魔法の回避)などを行って、敵を倒していく。最初は、攻撃は体当たりのみだが、ナイフ、地雷、ブーメラン、火炎瓶など7種類の武器を購入するなどして増やすことができる。攻撃はTB(攻撃ゲージ)がたまった状態でのみ可能で、再度攻撃するには消費したゲージが回復するまで待たなければならない。
また、戦闘中に装備している「サポート技」を使用することにより、敵から逃走したり、一時的に攻撃力をアップしたりといった戦略を立てることができる。これはSP(サポートポイント:攻撃を行うことにより増加する)が0以上のときのみで可能だ。そのほか、一回の攻撃で同時に2匹以上のモンスターにヒットさせるとコンボポイントを獲得でき、店で換金することができる。
戦闘時は時間とともにHPが回復するシステムだが、毒や敵の攻撃などによってHPがゼロになるとゲームオーバーだ。戦闘システムはかなり独自性が強いので最初のうちはとまどうかもしれないが、ゲームの最初の部分にチュートリアルが用意されており、納得いくまで練習できるようになっている。