ドラッグ&ドロップだけの簡単操作で、テキスト内の複数文字列を一括で置換することのできる置換ソフト。目的に応じて、複数の置換辞書を組み合わせて使えるのが特徴。「おきかえる」は、あらかじめユーザが作成した置換辞書にしたがって、テキストファイル内の複数文字列を一括置換するための置換専用ソフト。置換辞書が設定されていれば、「おきかえる」のコンパクトなメイン画面にテキストファイルをドラッグ&ドロップするだけで、置換処理が実行される。
置換辞書は「置換前の文字列(タブ)置換後の文字列」の形式で、1行に1組ずつを記述したテキストファイルが使われる。例えば「ネリマクトヨタマキタ(タブ)練馬区豊玉北」のように書けばよい。作成した辞書は「おきかえる(kaeru.exe)」のあるフォルダ内の「dics」フォルダにコピーすれば利用可能な状態となる。辞書設定画面の「辞書置き場に追加」ボタンを使えば、別のフォルダにある置換辞書ファイルを「dics」フォルダにコピーすることも簡単に行える。実際に置換に使用する辞書の指定は、同じく辞書設定画面の「今回の置換に使用する辞書」として、ワンタッチで行えるようになっている。
置換実行時に複数の置換辞書を使用することが可能で、さらに、目的に応じて複数の辞書をグループ化して、保存できるのが大きな特徴。例えばdics1.txt/dics2.txt/dics3.txt/dics4.txtという置換辞書の組み合わせを「work_a」という辞書グループにして、必要なときに呼び出せる。辞書グループは自由な組み合わせで作成できるため、作業内容に応じてグループを作成しておけば、1本のテキストファイルに対して必要な置換処理を、1回のドラッグ&ドロップだけで行うことができる。辞書グループを設定しているファイルもテキストファイルなので、テキストエディタなどで編集することが可能だ。
置換処理後は、元のファイルに上書きされるが、置換前のファイルが「元のファイル名+拡張子(.log)」の形式でバックアップとして保存されるため、誤って置換を行ってしまった場合でも、直前の処理であれば、「復旧」機能を使って元に戻すことができる。