アーカイブファイルと通常のフォルダを同様の感覚で扱うことができる圧縮・展開ソフト。高い操作性を持ち、圧縮・展開やファイル操作を自然に行うことができる。アーカイブファイルとフォルダとを相互変換する機能や、アーカイブファイルに含まれるファイルの条件によって、自動的にファイルを開く機能などもある。「Archives Folderizer SV」は、フォルダと同様の感覚でアーカイブファイルを操作できるように工夫された圧縮・展開(解凍)ソフト。例えば、アーカイブファイルのダブルクリックによって、内容をキャッシュフォルダに展開するとともに、エクスプローラでそのフォルダを開く、という動作を設定できる。「Archives Folderizer SV」のデスクトップアイコンへのドラッグ&ドロップでもアーカイブファイルの展開は可能で、ダブルクリック時/ドラッグ&ドロップ時の動作と展開先を個別に指定することが可能だ。動作は全部で6種類、展開先はキャッシュフォルダのほか、別途指定できる標準解凍先やマイドキュメントなど、計9種類の中から選択できる。
キャッシュフォルダなどに展開されたファイルの編集後は、元のアーカイブファイルを右クリックして「圧縮フォルダの更新」を選択し、フォルダに加えた変更を反映させることができる。フォルダとアーカイブファイルの相互変換(通常化/圧縮化)もコンテキストメニューから簡単に行うことが可能だ。
アーカイブファイル内に特定のファイルが含まれていた場合に、自動的にファイルを開く「自動オープン機能」も特徴のひとつ。Word、Excel、HTMLなどのファイルが含まれたアーカイブファイルをダブルクリック/ドラッグ&ドロップすると、自動的にアプリケーションを起動してファイルを開いてくれる。自動オープンする条件は、autorun.inf、setup.exe、*.xlsのようにファイル名や拡張子で設定する。条件としてあらかじめ10種類が登録されているが、ユーザが自由に追加・変更することが可能だ。危険なファイルを自動オープンしないよう、簡単なセキュリティチェック機能も用意されている。
対応する圧縮形式は、圧縮がLZH/ZIP/CAB/YZ1/tar.gz。展開はこれらに加え、RAR/ARJ/GCAに対応する。LZH/CAB/YZ1では自己展開ファイルの作成も可能だ。「Archives Folderizer SV」の配布アーカイブには、これらのDLLのパッケージとインストーラが含まれているため、DLLのダウンロードなどを気にせずにすむ。
フロッピーディスクなどのリムーバブルメディアにも対応し、その容量に応じて分割出力する機能もある。分割したファイルを結合するためのプログラム(resume.exe)も一緒に保存されるという親切設計だ。